サッカーのみちしるべ
日本サッカー協会公認B級ライセンス保持(A級取得見込み)
プロサッカーコーチ9年目
小学生年代と中学生年代を中心に年間600コマ以上指導
・よく聞く運ぶドリブルって何?
・いつ、どこで、どのように使うの?
・運ぶドリブルの練習メニューを教えてほしい!
今回はこんな悩みを解決していきます!
本記事の内容
・運ぶドリブルとは何か
・いつ、どこで、どのように使うのか
・おすすめ練習メニュー
運ぶドリブルは使用頻度が高く全員必ず高いレベルで身に着けておきたい技術です!
それではどうぞ
目次
運ぶドリブルとは?【おすすめ練習メニュー紹介】
まずそもそも「運ぶドリブルとは何か」を理解してから練習メニュー作成に移らなくてはいけません。
指導者が理解していないと子どもがその技術を「いつ・どこで・どのように」発揮するのかがわからないからです。
そのためまずは運ぶドリブルの大まかな理解を深めていきましょう。
3種類のドリブルとは?
- 突破のドリブル
- 運ぶドリブル
- 守るドリブル
ドリブルは大きくこの3つの種類にわかれています。
これらは「いつ・どこで・どのように」発揮すればいいのか、違いがあります。
今回は運ぶドリブルを簡単に説明します。
メモ
3種類のドリブルに「いつ・どこで・どのように」発揮するのかという違いはありますが、必ずそうでないといけないわけではありません。
選手の個性や試合状況、ゲームモデルなどで「何が最適か」は変化していきます。
ここでは一般論としての運ぶドリブルの知識を説明します。
運ぶドリブルとは
スペースもしくは相手に向かってボールと一緒に移動する技術になります。
図のようにスペースにドリブルすることで、相手を食いつかせて元々相手がいたスペースを空けることができます。
バルセロナのピケやレアルマドリードのセルヒオ・ラモスが多用する技術です。
または図のように相手に向かってドリブルすることで相手のベクトルを自分に向けさせ、仲間が使うスペースを広げる、使いやすくするようなこともできます。
そして最大のメリットは運ぶドリブルを行うことで部分的に数的優位を作ることが可能になります。
相手ゴール前に引いた相手を攻略する際や、自陣からのビルドアップの際に有効な手段になります。
運ぶドリブル【いつ・どこで・どのように】
・いつ
→前方にスペースがある時、仲間にスペースを与えたい時、数的優位を作る時
・どこで
→ピッチ全体で行われる
・どのように
→必要なスペースがあるか観ておく、プレーをいつでも変更できるスピードで行う
ここではざっくり重要な点だけ説明しました。
この表が頭に入っているか入っていないかでは、子どもたちに伝える時に大きな違いがあります。
実際に僕は浅はかな知識のまま指導してしまい、「いつ?」が抜けていたりしました...
それではそれぞれを簡単に深堀します。
運ぶドリブル【いつ?】
- 前方にスペースがある時
- 仲間にスペースを与えたい時
- 数的優位を作る時
運ぶドリブルはほとんどのシーンで活用されることがあります。
試合の中で使う頻度が非常に多いドリブルの種類です。
だから必ず全員が身に着けておきたい技術の1つなのです!
運ぶドリブル【どこで?】
ピッチ全体で行われる機会があります。
相手ゴール前でも相手を引き寄せたり、スペースを空けたり。
自陣でも数的優位を作ったり、相手を動かすことでスペースを作ったり。
何度も言いますが、ほとんどのシーンで活用されピッチ全体で行われる機会があるからこそ必ず全員が身に着けておきたい技術なのです!
運ぶドリブル【どのように?】
- ボールを受ける前に必要な情報(前方にスペースがあるか、相手はどこにいるのか)を集める
- ファーストタッチで任意の方向にタッチしてスピードに緩急をつける
- 2タッチ目からは横パス、バックパス、ロングパスできるようなスピードで
- 常に顔を上げながらドリブルをして相手の動きを見極める
これは非常に大事なのでメモ必須です!
練習でいうといわゆるキーファクターに当たる部分なので、これらを実際に身に着けさせるために練習を行うのです。
それでは実際に運ぶドリブルの練習メニューを紹介します。
実際に僕が行ったものなので自チームに合うように人数や時間など微調整は加えてください!
メモ
あくまで一般論なので自チームによって特別性を持たせてもいいと思います。
僕のチームでは「なんでもできるようにドリブルしよう」とコーチングをしています。
運ぶドリブル【おすすめ練習メニュー①】
練習メニュー紹介をしますが、指導案の書き方から教えてほしい!という方はこちら参考にどうぞ
それでは2種類の練習メニューを紹介します。
動画でも解説しています。読むの面倒な方はこちらどうぞ
こちらはウォーミングアップなどで使用するイメージです。
それぞれの選手がうまくかかわりながら、運ぶドリブルに必要な「情報を集めること」「ファーストタッチで方向を変えること」を反復して行うことができます。
ただこれは低学年とかサッカー初心者の子からすると理解するのに少し難しいかもしれません。
僕は実際に中学2年生の年代でこのメニューを行いました。
運ぶドリブル【おすすめ練習メニュー②】
これはウォーミングアップ後のメニューで行うことが多いです。
ここでは実際に想定イメージを伝えることでより安全にできるだけ危険なプレーを選ばないようにしています。
この想定イメージは「どこで」に当てはまる部分なので練習前に伝えるとより試合で活きる技術になります。
運ぶドリブル【おすすめ練習メニュー紹介】まとめ
- 前方にスペースがある時
- 仲間にスペースを与えたい時
- 数的優位を作る時
- ボールを受ける前に必要な情報(前方にスペースがあるか、相手はどこにいるのか)を集める
- ファーストタッチで任意の方向にタッチしてスピードに緩急をつける
- 2タッチ目からは横パス、バックパス、ロングパスできるようなスピードで
- 常に顔を上げながらドリブルをして相手の動きを見極める
これまでに運ぶドリブルとは何か、また具体的な練習メニュー紹介してきました。
何度か触れましたが、運ぶドリブルは実際の試合で多々使用する技術です。
だからこそ必ず身に着けておきたい技術なのです!
ぜひ自チームの参考になればと思います!
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