サッカーシンクロコーチング【コツやメリット】

2019年9月22日

こんにちは!kanouseiblogです!

シンクロコーチングって何なのかわからない...

コツを教えてほしい...

そんな悩みを抱えている人はたくさんいると思います。

そして日本サッカー協会C級ライセンスを受講して3つのコーチング方の1つであるシンクロコーチングについて学んだがコツがよくわからない

僕も同じ経験があります。

僕は6年前にC級ライセンス取得5年前にB級ライセンス取得、そして現在はA級ライセンス取得見込みです。

今までに延べ1000人以上の子供を指導してきました。

そんな僕がシンクロコーチングのコツについてご説明したいと思います!

この記事を読むとシンクロコーチングについて深く理解することができて、なおかつ実際の指導現場でも必ず生きてくると思います!

フリーズコーチングについても述べているのでこちらもあわせてどうぞ

それではどうぞ!

目次

3つのコーチング方法とは

シンクロコーチング

フリーズコーチング

ミーティング

この3種類のコーチング方法がサッカーには存在すると言われています。

どれかだけ行うのも良くないし、とりあえずすべてを行えば良い練習になるというわけでもありません。

それぞれのコーチング方法のメリット、デメリットを理解したうえで「今この子供たちにはどのコーチング方が必要なのか」ということを考えなければいけません。

そのコーチング方をうまく使い分けるコーチが良いサッカーコーチの条件です。

シンクロコーチングとは

シンクロコーチングとは、練習中に伸ばしたい現象が起きたシーンでプレーを止めずに、声掛けを行うことで選手の向上を促すコーチング方です。

シンクロという言葉通り、選手のプレーと同時進行でコーチングを行うということです。

例えば突破のドリブルがテーマの場合で、選手がなかなか積極的にドリブルを仕掛けることができなかったシーンにおいて、フリーズコーチングで止める必要までもない場合にシンクロコーチング(声掛け)を行うことでプレーの改善を促していく

シンクロコーチングのメリット デメリット

メリット

  • 練習を止めることなく続けることができるので、選手はプレーに集中しやすい
  • プレーが継続的に行えるので、良い雰囲気、テンポで練習を行うことができる

大きくはこの2つだがこの2つは練習において非常に重要なことだと思う。

いくら良い練習をしていても楽しく、プレーに集中できていないと子供は絶対に上達しません

デメリット

  • プレーを止めずに継続するので、客観的に自分のプレーを分析しにくい
  • プレーに集中しているので、コーチングの内容が頭に入っていない場合がある
  • デモンストレーションを行えない

練習の雰囲気やテンポが良くなる一方で、練習のテーマが頭に入らない可能性もある

もちろん練習でのテーマは必ず頭に入れておかないといけないが、小学生年代の練習を行っている場合は、まずは楽しむことが大事だと思うので、そこまで気にならないデメリットでもある

ではシンクロコーチングのコツについてご説明します。

シンクロコーチングのコツ

誰に、いつ、どのように、この3つがコツです。

フリーズコーチングと違って、コーチがデモンストレーションを行えないのでこれは大事な要素には入らない

誰に

これは全世代に効果があると思う

特に中学生~大人にかけてを指導する場合は、雰囲気、テンポというのは非常に重要な項目なので、その年代では積極的に活用するべき

いつ

常に選手のプレーにアンテナを張っておき、いつでもコーチングができるようにしておく

そしてテーマが攻撃だったとしても、守備の改善が必要な場合はシンクロコーチングなら止めずにある程度改善することができます。

練習の雰囲気が良くないなーと感じたときも、声を大きく継続的に出すことで子供が盛り上がってくることもあります。

つまりどんなタイミングでも活用できるということです。

どのように

プレーに合わせてたくさん声をかける

選手それぞれで課題が少しづつ違うので、それに合わせてコーチングを行う

プレーを改善できるようなコーチングと、褒めることも併せて行う

注意点

特定の選手ばかり声をかけてしまうと、他の選手に伝わらないことがあるのでできるだけ全員に声掛けをする

フリーズコーチングは止めることでゆっくりと頭の中を整理しながら改善することができるが、シンクロコーチングではそれができないのでできるだけ具体的な改善をコーチングする

シンクロコーチングの具体例

では実際に僕がどのようにシンクロコーチングを行っているのかの具体例を挙げたいと思います。

・指導対象

中学生 20名

・練習時間

90分

・テーマ

キープのドリブル

・ポイント

相手をプロテクトする

プロテクトとは、手、身体で相手をガードすること

タイミングよくターンする

相手の足が伸びそうなタイミングでターンを行う

・練習メニュー

1vs1ボールキープ

グリッドを複数個作り、その中で1vs1最後の笛が鳴った瞬間にボールを保持している方が勝ち

相手をうまくプロテクトできていない選手に対して

自分
自分

相手がどこにいるかしっかり見よう! 身体を使って相手からボールを守ろう! 手を広げて相手から距離をとろう!

ターンがうまくできていない選手に対して

自分
自分

相手がどのタイミングで奪いにくるか、足がでるかよく観察しよう! 相手の雰囲気を感じ取ってみよう!

こんな感じです!

できるだけ具体的にポイントをコーチングしてあげる必要がありますね!

そして良いプレーがあったら、グッド!素晴らしい!ナイスプレー!と褒める声掛けも必ず行ってください!

それだけで子供はどんどん乗っていきますから!

今回はフリーズコーチングに続いて、シンクロコーチングについて説明しました!

両方を使いこなすことによって良いサッカーコーチに近づいていきますね!

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