サッカーのポジション「フォワード11の役割を画像付きで解説」

2020年4月27日

 

悩める男性

・フォワードってどういう役割があるの?

・もっと活躍できるようになりたい...

 

今回は上記の悩みを解決していきます。

 

本記事の内容

・フォワードのタイプ

・フォワードの攻撃の7つの役割

・フォワードの守備の5つの役割

 

僕は小学1年生のころから社会人までほぼずっとFWとしてプレーしていました。

 

もちろん現在はコーチとしてFWの子にアドバイスをすることもあります。

 

正直、自分がプレーしていたポジションなのでかなり自信はありますm(__)m(笑)

 

この記事を見るとFWとしてやるべき役割を知ることができて、選手としてコーチとして成長できますよ。

 

またサッカー観戦好きの方も読んでいただくと、また新しい見方ができて参考になると思います。

 

それではいきます。

 

そんな僕の簡単なプロフィールはこちら

 

本記事の信頼性

・プロサッカーコーチ9年目

・サッカースクール経営

・B級ライセンス所持

今まで1500人以上を指導してきたので、そこそこサッカーは詳しいと思います。

 

動画でも解説しているので合わせてどうぞ

 

目次

サッカーのフォワードとはチームで1番前にいる選手

 

フォワードはチームの点取り屋と呼ばれる点を取るという大きな仕事があるポジションです。

 

一般的にはチームの最前線に位置している選手のことを言います。

 

しかし!最近ではサイドにいるウィング、サイドハーフと呼ばれるポジションの選手もフォワードと呼ばれることがあります。

 

システム(フォーメーション)によってフォワードなのかサイドハーフなのか呼び方が変わる

 

どこのゾーンにいることが多いかっていうことでサイドの選手でも呼ばれ方がフォワードって呼ばれたりします。

 

例えば以下の場合は4-5-1や4-1-4-1って呼ばれたりしますが、この場合フォワードは最前線の1人のみです。

 

 

しかし4-3-3や4-1-2-3と呼ばれたりするこの場合はサイドハーフだった選手がフォワードって呼ばれたりします。

 

つまりフォワードが3人いる状態ということですね。

 

 

少しだけ前のエリアに入っただけで呼び方が変わってるんです。(笑)

 

ややこしいm(__)m

 

そのため当ブログではサイドの攻撃的な選手をウィング(WG)って呼んでいます。

 

高い位置にいても低い位置にいてもサイドの攻撃的な選手はウィングです。

 

そしてピッチの中央の最前線にいる選手はフォワードです。

 

フォワードにもいろいろなタイプがある

 

一言でフォワードと言ってもいろいろなタイプがいます。

 

脚の早い選手もいれば、足は遅いけど身長が高い選手がいるように、ある程度フォワードにはタイプがあります。

 

そこでフォワードのタイプをいくつか紹介したいと思います。

 

まぁこれはハイチュウにもいろいろな味がある。

 

みたいな感じで思ってもらえればOKです。

 

フォワードのタイプ

・ボックスプレーヤー

・ポストプレーヤー

・ハードワーカー

・バランス

・ラインプレーヤー

 

大きくこんな感じですね。

 

簡単に代表的な選手と合わせて紹介します。

 

メモ

これは個人の主観によるタイプ分けなので、もしかしたら異論があるかもしれないですがご了承くださいねm(__)m

 

フォワードタイプ①ボックスプレーヤー

 

最前線にいることが多く、相手陣地に入ると基本的には相手ペナルティエリアの中にいる選手のことを言いますね。

 

あまり最前線から動かないタイプの選手です。

 

代表的な選手は以下

 

  • ハーランド(ノルウェー代表・ドルトムント)
  • ファンニステルローイ(元オランダ代表・レアルマドリードやマンUに所属)
  • レバンドフスキ(ポーランド代表・バイエルンミュンヘン)

 

最近ではあまりこういうタイプの選手がいなくなってますね...

 

サッカーの進化によってフォワードにも様々な役割を求められるようになりました。

 

僕は正直このタイプのフォワードが1番好きです。

 

フォワードタイプ②ポストプレーヤー

 

最前線でチームの攻撃の起点となる選手のことを言いますね。

 

相手を背負ってボールをもらうことをポストプレーと言いますが、その名前が由来ですね。

 

得点を取るというよりチームが円滑に攻撃ができるようにするっていう感じです。

 

代表的な選手は以下

 

  • ジルー(フランス代表・チェルシー)
  • ルカク(ベルギー代表・インテル)
  • 大迫勇也(日本代表・ブレーメン)

 

身体の大きさとテクニックが必要なので、ある程度限られていますね。

 

しかし日本人の大迫勇也選手は海外でも通用するポストプレーを見せています。

 

フォワードタイプ③ハードワーカー

 

前線で守備に貢献するタイプのフォワードですね。

 

フォワードは得点を取ることの他にも、チームで最初の守備をする選手でもありますからね。

 

代表的な選手は以下

 

  • ディレクカイト(元オランダ代表)
  • 岡崎慎司(元日本代表・ウエスカ)

 

本来フォワードが1番仕事するべきは得点にまつわるプレーですが、チームによっては重宝されますね。

 

フォワードタイプ④バランス

 

ポストプレーもできる、ボックス内でも得点を取れる、守備もする、何でもできるタイプのフォワードになります。

 

ボランチと同様にかなり貴重な選手になります。

 

代表的な選手は以下

 

  • カバーニ(ウルグアイ代表・パリサンジェルマン)
  • スアレス(ウルグアイ代表・バルセロナ)
  • ベンゼマ(フランス代表・レアルマドリード)

 

しかし中途半端に何でもできてしまう選手は逆に特徴がなく起用されなかったりします。

 

サッカーって難しいm(__)m

 

フォワードタイプ⑤ラインプレーヤー

 

割と特殊なタイプですが、相手のDFラインとMFラインの間でボールを受けることが得意な選手です。

 

ゼロトップという言い方もされるようになりましたね。

 

代表的な選手は以下

 

  • メッシ(アルゼンチン代表・バルセロナ)
  • フィルミーノ(ブラジル代表・リバプール)

 

メッシはグアルディオラ監督が就任してから、ウィングからフォワードにコンバートされてラインプレーヤーとして活躍するようになりましたね。

 

フォワードの役割を解説する前に知ってほしいこと

 

そもそもサッカーって何のためにポジションを決めるのかご存知でしょうか?

 

それはひとりひとりがやるべきことと責任を明確にするためです。

 

そのため各ポジションで一般的に必ずやらないといけない役割があります。

 

今回の記事ではフォワードの選手が基本的に必ずやらないといけない役割になりますので、幅広い方の参考になると思います。

 

フォワードもチームによって与えられる特殊な役割もある

 

またそれと違い、チームによって与えられる特別な役割も存在しています。

 

それはチームを最大限機能させるためであり、その選手の特徴を最大限生かすためでもあります。

 

例えば以下のような同じシーンでリバプールのフィルミーノとドルトムントのハーランドでは違う役割をチームから与えられています。

 

 

つまりチームによって与えられる役割は、チームによって異なります。

 

だからその役割をそのまま皆さんが使っていただくことはあまりしない方がいいということです。

 

フォワードの攻撃における7つの役割

 

 

再度紹介しますが以下が攻撃の役割です。

 

攻撃の役割

  1. チームの高さを確保する
  2. CBの背後を取る
  3. 状況に応じてボールに近寄る
  4. スペースを空ける
  5. こぼれ球に反応する
  6. DFとの駆け引きを制して得点する
  7. ボールを失ったら素早く切り替える

 

簡単にそれぞれを説明します。

 

攻撃の役割①チームの高さを確保する

 

できるだけ高い位置にいることでチームに高さを与えて、トップ下の選手だったりが使えるスペースを広げることが大事です。

 

それはひとりひとりが使えるスペースが広い方がプレーがしやすいからですね。

 

 

攻撃の役割②CBの背後を取る

 

FWは常に相手CBの背後のスペースを狙っておく必要があります。

 

それは得点を取るために1番有効な手段が相手CBの背後を取ることだからです。

 

 

メモ

相手CBの背後を取るためにデスマルケと呼ばれる背後を取る動きが必要。

動画で詳しく解説しています。

 

攻撃の役割③状況に応じてボールに近寄る

 

FWは状況によってはボールホルダーに近づくことで、サポートをしてあげる必要があります。

 

それは相手DFライン間を使えるということと、ボールホルダーに複数の選択肢を与えられるからです。

 

 

攻撃の役割④スペースを空ける

 

FWは自分がボールを受けることだけでなく、仲間のためにスペースを作る動きをする必要があります。

 

それは相手に迷いを与えさせ、守備を困難にすることが必要だからです。

 

 

攻撃の役割⑤こぼれ球に反応する

 

仲間のシュートに対してゴール前にこぼれ球に反応する必要があります。

 

FWは1番ゴールに近いポジションなので、こぼれ球を拾える確率が1番高いからです。

 

 

攻撃の役割⑥DFとの駆け引きを制して得点する

 

FWは何度も言いますが、ゴールに1番近いので得点をすることが1番求められます。

 

しかし必ず厳しいマークをされるポジションでもあるので、相手DFと駆け引きを制さないと得点ができません。

 

 

ただゴール前で待っているだけでは得点できません。

 

自らでアクションを起こし得点の確率をグッと引き上げるのです。

 

ハーランドとかこれがめちゃくちゃうまいので参考にしてください。

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サッカー選手【ハーランド】の何がすごい?【徹底解説】

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攻撃の役割⑦ボールを失ったら素早く切り替える

 

FWはボール失った瞬間に素早く切り替える必要があります。

 

それはカウンターを防ぐことと、2次攻撃3次攻撃を行うためです。

 

 

フォワードの守備における5つの役割

 

再度守備の役割を一覧にします。

 

守備の役割

  1. 中央へのパスラインを消す
  2. 相手の攻撃方向を限定する
  3. 相手CBにドリブルで前進されない
  4. ボランチに入ったらプレスバック
  5. カウンターの準備をする

 

ひとつずつ説明していきます。

 

メモ

今回リバプール4-4-2で解説しますが、リバプール特有の守備とはまた違う役割の守備で解説します。

あくまでリバプールとは関係なく一般的なFWの守備の役割です。

(選手名とか書いてる方がわかりやすいかなと...)

 

守備の役割①中央へのパスラインの消す

 

相手に中央を経由されボールを循環されないよう中央のパスラインを消す必要があります。

 

それは中央を使われるとボールを前進、また循環されるからですね。

 

 

守備の役割②相手の攻撃方向を限定する

 

FWは相手CBに対して攻撃方向の変化をされないように攻撃方向を限定する必要があります。

 

MFやDFの選手がどこにボールが来るかが予測しやすくなるからです。

 

 

守備の役割③相手CBにドリブルで前進されない

 

FWは相手CBにドリブルで前に侵入されないようにする必要があります。

 

それはドリブルで侵入されてしまうと、後ろのエリアが数的同数、もしくは不利になるからです。

 

 

守備の役割④ボランチに入ったらプレスバック

 

FWは相手ボランチにボールが入ると、プレスバックをしてMFと協力してボールを奪う必要があります。

 

それは1vs1より2vs1の状況の方が相手ボールを奪いやすいからです。

 

 

守備の役割⑤カウンターの準備をする

 

FWはチームが自陣深くで守っている時でも前線でロングボールやクリアボールが拾えるように準備をしておく必要があります。

 

それはチームの最前線に位置している選手であり、大きなスペースを与えられら得点のチャンスだからです。

 

 

以上がFWの役割です。

 

ちなみにこちらの動画は役割とは別に「点を取る動き方」を解説しているので合わせてどうぞ

 

フォワードの役割【まとめ】

 

以上がフォワードの役割でした。

 

フォワードって攻撃ばかりにフォーカスされがちですが、現代では守備においてもかなりの役割があります。

 

メッシやロナウドやネイマールなどは特別扱いされているため守備を多少免除されていますので、マネしないように。

 

とはいえ、そっくりそのままこの役割を自分のチームに参考にできるかどうかは微妙なところです。

 

それは何度も言うようにチームに特別な役割を与えられることがあるからです。

 

また自信をつけたい、子どもにあったアドバイスが欲しいと言う方には僕の個別対応のパーソナルコーチをおすすめします。

 

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