・サイドハーフってどこにいる人?
・サイドハーフってどういう役割があるの?
・どういう動きをすればいいの?
・もっと活躍できるようになりたい...
・なぜサイドハーフはこんな動きをするの?
今回は上記の悩みを解決していきます。
本記事の内容
・サイドハーフの様々なタイプ
・サイドハーフの攻撃における7つの役割
・サイドハーフの守備における6つの役割
サイドハーフというとメッシやロナウド、ネイマールもいることからかなり子どもたちにも人気のポジションですね。
華やかなポジションである一方もちろん他のポジション同様にたくさんの役割があります。
それらを理解したうえで、ドリブルをしないと本当によいプレーヤーとは言えません。
そのためこの記事を読めばサイドハーフとしてやるべき役割を知ることができて、選手としてもコーチとして成長できますよ。
またサッカー観戦好きの方も読んでいただくと、また新しい見方ができて参考になると思います。
それではいきます。
この記事を書いている僕の簡単なプロフィールはこちら
本記事の信頼性
・プロサッカーコーチ9年目
・サッカースクール経営
・B級ライセンス所持
今まで1500人以上を指導してきたので、そこそこサッカーは詳しいですm(_ _)m
動画でも解説しているので合わせてどうぞ
ちなみに手っ取り早くサイドハーフのことを教えてよって方はこちらをおすすめします。
目次
サイドハーフとは攻撃的なサイドの選手
サイドハーフはサイドバックの一つ前のピッチの外側にいる、攻撃的な選手のことを言います。
そのため右サイドは右サイドハーフ、左サイドは左サイドハーフと呼ばれます。
しかし、たまにウィングって呼ばれたりすることがあるんです。
システム(フォーメーション)によってサイドハーフ、ウィングと呼び方が変わる
システムによってはサイドハーフの選手もウィングと呼ばれることがあります。
例えば以下の場合はサイドハーフと呼ばれます。
しかしシステムが変わり4-3-3などになった以下の場合はウィングと呼ばれたりします。
位置が少し前になっただけで呼び方が変わったりするんですm(__)m
正直ややこしいですよね。
サイドハーフにもいろいろなタイプがある
一言でサイドハーフと言ってもいろいろなタイプの選手がいます。
そこでサイドハーフのタイプをいくつか紹介したいと思います。
まぁこれは甘いチョコレートもあれば、苦いチョコレートもある
みたいな感じで思ってもらえればOKです。
サイドハーフのタイプ
・ストライカータイプ
・ドリブラータイプ
・司令塔タイプ
大きくこんな感じですね。
簡単に代表的な選手と合わせて紹介します。
右サイドハーフと左サイドハーフ両方紹介しますね。
メモ
これは個人の主観によるタイプ分けなので、もしかしたら異論があるかもしれないですがご了承くださいねm(__)m
右サイドハーフ①ストライカータイプ
スタート位置は右サイドの高い位置ですが、ゴール前に頻繁に顔を出して得点するタイプの選手ですね。
中央は初めから警戒されるので、サイドからスタートすることで相手の警戒から逃れやすいといったことがあります。
代表的な選手は以下
- ザッケローニ監督時代の岡崎慎司(元日本代表・ウエスカ)
- サラー(エジプト代表・リバプール)
- ベイル(ウェールズ代表・レアルマドリード)
ザッケローニ監督時代の岡崎慎司選手はまさにこのタイプでしたね。
右サイドハーフ②ドリブラータイプ
右サイドで相手を切り裂くようなドリブルを仕掛けてチャンスを作るタイプです。
最近ではこのタイプの選手は少なくなってきている印象ですね。
代表的な選手は以下
- マフレズ(アルジェリア代表・マンチェスターシティ)
- ウィリアン(ブラジル代表・チェルシー)
- ディマリア(アルゼンチン代表・パリサンジェルマン)
- ムパッペ(フランス代表・パリサンジェルマン)
ムパッペはストライカータイプでもあるので悩みましたが、スピードの印象が強いのでクロッサータイプにしましたm(__)m
右サイドハーフ③司令塔タイプ
右サイドをスタート位置としながらも、中央辺りにポジションを取り中央で得点やチャンスを作る機会が多い選手ですね。
あえて右サイドからスタートすることで相手からするとマークがしずらいということがあります。
- メッシ(アルゼンチン代表・バルセロナ)
- 久保建英(日本代表・レアルマドリード)
世界最高の選手であるメッシはこのタイプで超有名ですね。
われらが久保建英選手も一応このタイプのサイドハーフです。
左サイドハーフ①ストライカータイプ
上記で説明したように左サイドから中央に侵入し、得点を奪うタイプのサイドハーフです。
代表的な選手は以下
- クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表・ユベントス)
- マネ(セネガル代表・リバプール)
- ソンフンミン(韓国代表・トッテナム)
メッシと並んで世界最高いの選手であるロナウドはこのタイプで超有名ですね。
左サイドハーフ②ドリブラータイプ
上記で説明したように左サイドをドリブルで切り裂くようなタイプです。
代表的な選手は以下
- スターリング(イングランド代表・マンチェスターシティ)
- サネ(ドイツ代表・マンチェスターシティ)
マンチェスターシティにこのドリブラータイプが多いのはグアルディオラ監督の好みによるものですね。
左サイドハーフ③司令塔タイプ
上記で説明したように左サイドから中央に侵入し、得点やチャンスを作るタイプですね。
代表的な選手は以下
- ネイマール(ブラジル代表・パリサンジェルマン)
- 中島翔哉(日本代表・ポルト)
- アザール(ベルギー代表・レアルマドリード)
今やメッシ、ロナウドと肩を並べる選手であるネイマールもこのタイプですね。
日本代表の中島選手も、どのタイプかって聞かれたら司令塔タイプだと思います。
サイドハーフの役割を解説する前に知ってほしいこと
そもそもサッカーって何のためにポジションを決めるのかご存知でしょうか?
それはひとりひとりがやるべきことと責任を明確にするためです。
そのため各ポジションで一般的に必ずやらないといけない役割があります。
今回の記事ではサイドハーフの選手が基本的に必ずやらないといけない役割になりますので、幅広い方の参考になると思います。
各ポジションすべてにおいてチームによって与えられる特殊な役割もある
またそれと違い、チームによって与えられる特別な役割も存在しています。
それはチームを最大限機能させるためであり、その選手の特徴を最大限生かすためでもあります。
例えば以下のような同じシーンでリバプールのサラーはこんな動きをします。
アーノルドのスペースを空けるため、また自分の特徴を生かすために内側に走ることが多いですね。
しかしマンチェスターシティのベルナルドはこんなプレーが多いです。
ウォーカーは後ろに残ることが多いので、その分1番外側にポジションを取ります。
つまりチームによって与えられる役割は、チームによって異なります。
だからその役割をそのまま皆さんが使っていただくことはあまりしない方がいいということです。
そのため以下からは一般的に考えられているサイドハーフとしての役割について解説していきます。
メモ
このサラーとベルナルドの動きはあくまで一例です。
試合によっては違う役割をこなすことももちろんあります。
サイドハーフの攻撃における7つの役割
再度紹介しますが以下が攻撃の役割です。
攻撃の役割
- 幅を取る
- ボーホルダーの状況によって縦位置を調整する
- クロスをあげる
- ペナルティエリア内でフィニッシュに加わる
- 逆サイドにボールがある際も準備をしておく
- CFへのこぼれ球
- 攻守の切り替えを早く
簡単にそれぞれを説明します。
攻撃の役割①幅を取る
サイドハーフはチームの横幅を確保するためにピッチの横幅を最大限活用する必要があります。
それはひとりひとりが使えるスペースを大きくするためになりますね。
攻撃の役割②ボールホルダーの状況によって縦位置を調整する
サイドハーフはボールを持っている選手の状況に応じて、相手の裏のスペースなのか、少し下がるのか調整する必要があります。
ボールを持っている人の状態によっては裏に抜けても意味がないからになります。
攻撃の役割③クロスを上げる
サイドハーフはサイドの攻防を制してクロスをあげる必要があります。
サッカーは中央からチャンスを作ることが難しい場合、クロスは有効な手段だからですね。
攻撃の役割④ペナルティエリア内でフィニッシュに加わる
サイドハーフはボールの位置によっては中央に入りフィニッシュを行う必要があります。
サイドハーフもペナルティエリアの中に入ることで得点の確率を上げるためになります。
攻撃の役割⑤逆サイドにボールがある際も準備をしておく
サイドハーフは逆サイドにボールがあるときでも常に相手の背後や、DFラインとMFラインの間でボールをもらえる準備をしておく必要があります。
それは逆サイドにボールがある際は、相手のマークの意識が少し緩くなることと同一視が難しいことを突くためですね。
攻撃の役割⑥フォワードへのこぼれ球
サイドハーフはCFへのロングボールに対して相手の背後や、周辺で2ndボールを拾えるようにしとおく必要があります。
これも相手がマークをしにくいからですね。
攻撃の役割⑦攻守の切り替えを早く
サイドハーはフォワードと同様にボールを取られた瞬間にすぐに奪い返す必要があります。
それはカウンターを防ぐことと、2次攻撃3次攻撃につなげるためになります。
サイドハーフの守備における6つの役割
再度守備の役割を紹介します。
守備の役割
- 中央に入れられないようにする
- サイドチェンジを警戒する
- 中央の選手のカバーリング
- ボールホルダーへのプレッシングはできるだけパスラインを切りながら行う
- SBと協力してサイドの守備を行う
- カウンターの際は全速力で走る
ひとつずつ説明していきます。
守備の役割①中央に入れられないようにする
サイドハーフは本来相手SBのマークですが、基本的には中央へのパスを許さないようにしながら前向きでSBに対してプレッシングを行う必要があります。
それは中央に入れられるとボールを前進、循環されやすいからですね。
守備の役割②サイドチェンジを警戒する
サイドハーフは自分の逆サイドにボールがある際も、サイドチェンジを警戒し防ぐ必要があります。
サイドチェンジをされると一気に前進される可能性が高くなるからです。
守備の役割③中央の選手のカバーリング
サイドハーフは逆サイドにボールがある際に自分の隣の中央の選手のカバーリングの意識を持つことが大事になります。
それはゴールに遠い選手より近い選手の方が危険だからですね。
守備の役割④できるだけパスラインを切りながらプレス
サイドハーフは特にプレッシングの際に相手のパスラインを切る必要がありますね。
パスラインを切ることでチームが、次どこにボールが来るのか?を予測しやすくなるからです。
守備の役割⑤SBと協力しサイドの守備を行う
サイドハーフはSBと協力して自陣でも守備をする必要があります。
サイドハーフが守備をしないと相手SBの攻撃参加をされた場合は数的不利になるからですね。
守備の役割⑥カウンターの際は全速力で走る
サイドハーフは守備〜攻撃の切り替えの際は全力でFWのサポートをする必要があります。
それはカウンター時はスペースが大きく空いており、得点の確率が高いからです。
サイドハーフの役割【まとめ】
以上がサイドハーフの役割でした。
攻撃も守備も両方ともにかなり重要な役割があります。
そして運動量もテクニック必要というかなり難しいポジションの1つですね。
今回の記事と最初に紹介したYouTubeでは役割について触れてはいますが、かなり簡単に解説をしています。
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簡単に言えばこの記事ではサイドハーフについて20%くらいの知識を知ることができましたが、ポジション別講義の資料を受け取ると90%以上の知識を得ることができます。
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