サッカーのポジション「トップ下11の役割を画像付きで解説」

2020年5月6日

 

悩める男性

・トップ下ってどこにいる人?

・トップ下ってどういう役割があるの?

・どういう動きをすればいいの?

・もっと活躍できるようになりたい...

・なぜトップ下はこんな動きをするの?

 

今回は上記の悩みを解決していきます。

 

本記事の内容

・トップ下とは何か

・トップ下のタイプ

・トップ下の攻撃における6つの役割

・トップ下の守備における5つの役割

 

トップ下は小中高生にめちゃくちゃ人気のあるポジションの一つですね。

 

というのも元日本代表の香川真司選手の活躍もあり、トップ下はものすごく認知度が高い言葉だと思います。

 

そして攻撃の中心という感じで、華やかなプレーをする印象もありますね。

 

しかしトップ下はボランチとフォワードの役割を混ぜたような超難しいポジションです。

 

そのためこの記事読めばトップ下の攻守における役割を理解できて、大きくチームに貢献できるプレーヤーに近づきます。

 

もちろんサッカー観戦が好きな方も参考になる部分は多々ありますよ。

 

それではいきます。

 

本記事の信頼性

・プロサッカーコーチ9年目

・サッカースクール経営

・B級ライセンス所持

今まで1500人以上を指導してきたので、そこそこサッカーは詳しいと思います。

 

 

目次

サッカーのトップ下とはフォワードのすぐ後ろの選手

 

トップ下とはFWの選手のすぐ後ろにいる選手のことを言います。

 

つまりFWの選手により良いパスを出すようなチャンスを作り出す役割になりますね。

 

しかしシステムによってはトップ下と呼ばれるポジションの選手がいない場合もあります。

 

システム(フォーメーション)によってトップ下と呼ばれないことがある

 

例えば以下のような場合はトップ下と呼ばれる選手はいません。

 

 

しかしこの場合はトップ下と呼ばれる選手はいます。

 

 

正直ややこしいですよね(笑)

 

当ブログでは攻撃的なMFをトップ下と読んでいます。

 

トップ下にもいろいろなタイプがある

 

一言でトップ下と言ってもいろいろなタイプがいるんですね。

 

そのチームがやりたいサッカーに合わせてトップ下のタイプを当てはめていくんです。

 

まぁこれはお菓子のぷっちょにグレープ味もソーダ味もいろいろあるくらいで考えてもらえればOKです。

 

以下が大まかなトップ下のタイプになります。

 

トップ下のタイプ

・フィニッシュタイプ

・ラインブレーカー

・王様タイプ

・バランスタイプ

 

大きくこんな感じですね。

 

簡単に代表的な選手と合わせて紹介します。

 

メモ

これは個人の主観によるタイプ分けなので、もしかしたら異論があるかもしれないですがご了承くださいねm(__)m

 

トップ下①フィニッシュタイプ

 

FWと共にゴールに関与する機会が非常に多いタイプのトップ下になります。

 

よく1.5列目とか呼ばれますが、これもフィニッシュタイプのトップ下に分類されます。

 

代表的な選手は以下

 

  • トーマス・ミュラー(元ドイツ代表・バイエルンミュンヘン)
  • ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表・レアルマドリード)
  • コウチーニョ(ブラジル代表・バルセロナ)
  • 南野拓実(日本代表・リバプール)

 

特にミュラーとかは代表的な選手で、めちゃくちゃテクニックがあるわけではありませんが点を取りますね。

 

トップ下②ラインブレーカー

 

相手DFラインとMFラインの間に立ち、チームにより多くのチャンスを提供するタイプになります。

 

もちろんテクニックが必要ですし、あとはどこに立ってサポートするのかがトップ下は非常に大事なんですね。

 

代表的な選手は以下

 

  • 香川真司(元日本代表・サラゴサ)
  • イニエスタ(元スペイン代表・ヴィッセル神戸)
  • エジル(ドイツ代表・アーセナル)
  • ダビド・シルバ(スペイン代表・マンチェスターシティ)

 

香川真司選手はドルトムント時代にこのタイプのトップ下としてかなり活躍しましたね。

 

そしてヴィッセル神戸のイニエスタもこのタイプになりますかね。

 

トップ下③王様タイプ

 

チームからある程度の自由を与えられているようなタイプになりますね。

 

この選手に合わせて他の選手がポジションを修正するような感じです。

 

代表的な選手は以下

 

  • イスコ(スペイン代表・レアルマドリード)
  • ジダン(元フランス代表・レアルマドリード監督)
  • カカ(元ブラジル代表・ミランのレジェンド)

 

最近でいうと絶滅危惧種と呼ばれるようなタイプなんです。

 

テクニックはあるが、守備やチームとして連動できななんか言われたりしてますから...

 

でもこんな選手たちは見ていて華があっていいですよね。

 

トップ下④バランスタイプ

 

チャンスも作れるし、得点も取れるし守備もできるしみたいな万能タイプになります。

 

代表的な選手は以下

 

  • デブライネ(ベルギー代表・マンチェスターシティ)
  • エリクセン(デンマーク代表・インテル)
  • ベルナルドシウバ(ポルトガル代表・マンチェスターシティ)

 

テクニックもあるし守備もするしってチームにとっては本当にありがたい選手たちですよね。

 

トップ下の役割を解説する前に知ってほしいこと

 

そもそもサッカーって何のためにポジションを決めるのかご存知でしょうか?

 

それはひとりひとりがやるべきことと責任を明確にするためです。

 

そのため各ポジションで一般的に必ずやらないといけない役割があります。

 

今回の記事ではトップ下の選手が基本的に必ずやらないといけない役割になりますので、幅広い方の参考になると思います。

 

各ポジションすべてにおいてチームによって与えられる特殊な役割もある

 

またそれと違い、チームによって与えられる特別な役割も存在しています。

 

それはチームを最大限機能させるためであり、その選手の特徴を最大限生かすためでもあります。

 

例えば以下のようなシーンでバイエルンミュンヘンのミュラーはレバンドフスキの近くでプレーすることがい多いです。

 

 

ミュラーはより得点力のあるトップ下なのでできるだけFWの近くでプレーさせたいのでしょうね。

 

しかしマンチェスターシティのデブライネはこんなプレーが多いです。

 

 

 

相手のDFラインとMFラインの間にいることで仲間をフリーにさせたり、自身がチャンスメイクを行うといった感じですね。

 

つまりチームによって与えられる役割は、チームによって異なります。

 

だからその役割をそのまま皆さんが使っていただくことはあまりしない方がいいということです。

 

とはいえ、そっくりそのままこの役割を自分のチームに参考にできるかどうかは微妙なところです。

 

それは何度も言うようにチームに特別な役割を与えられることがあるからです。

 

自信をつけたい、子どもにあったアドバイスが欲しいと言う方には僕の個別対応のパーソナルコーチをおすすめします。

 

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関西在住の方であれば個人レッスンも承っておりますので、こちらも参考にどうぞ。

 

そのため以下からは一般的に考えられているトップ下としての役割について解説していきます。

 

メモ

このミュラーとデブライネの動きはあくまで一例です。

試合によっては違う役割をこなすことももちろんあります。

 

トップ下の攻撃における6つの役割

 

 

再度紹介しますが以下が攻撃の役割です。

 

攻撃の役割

  1. 相手にとって危険なエリアでボールを受ける
  2. 攻撃の始まりに加わる
  3. スペースを作る
  4. こぼれ球に反応する
  5. DFとの駆け引きを制して得点する
  6. ボールを奪われたら素早く切り替える

 

簡単にそれぞれを説明します。

 

攻撃の役割①相手にとって危険なエリアでボールを受ける

 

トップ下は相手DFラインとMFライン間でボールを受ける必要があります。

 

そこでボールを受けるとチームが前進できる、またチャンスを作るからです。

 

 

攻撃の役割②攻撃の始まりに加わる

 

トップ下は状況に応じて下がってボールを受けないといけません。

 

それはボランチだけでは中央でボールを循環できないことがあるからですね。

 

 

攻撃の役割③スペースを作る

 

トップ下は自分がボールを受けるためだけでなく、他の選手がボールを受けるためのおとりの動きをする必要があります。

 

相手ゴール前近くになると、様々な動きをしないとチャンスを作れないからですね。

 

 

攻撃の役割④こぼれ球に反応する

 

トップ下は仲間のシュートに対してこぼれ球に反応する必要があります。

 

こぼれ球は得点の確率が高いからですね。

 

 

攻撃の役割⑤DFとの駆け引きを制して得点する

 

トップ下はFWのようにDFとの駆け引きを行い、時にはストライカーのような動きをする必要があります。

 

ゴール前では単調な動きをしていると点が取れないからですね。

 

 

攻撃の役割⑥ボールを奪われたら素早く切り替える

 

トップ下はボールを奪われた瞬間にファーストDFとして、すぐに奪い返す必要があります。

 

それはカウンターを食らわないようにすること、2次攻撃、3次攻撃に繋げるためですね。

 

 

トップ下の守備における5つの役割

 

再度守備の役割を紹介します。

 

守備の役割

  1. フォワードと共に守備の始まりを行う
  2. 中央にパスを入れさせない
  3. 攻撃方向を限定する
  4. プレスバックを行う
  5. カウンターの準備をする

 

ひとつずつ説明していきます。

 

守備の役割①フォワードと共に守備の始まりを行う

 

トップ下はフォワードと共に相手DFに対して守備を行う必要があります。

 

それはチームの最前線近くにいる選手なので、相手の守備を制限することでボールを奪いやすくするためです。

 

 

守備の役割②中央にパスを入れさせない

 

トップ下は中央にパスを入れさせないように、マークもしくはパスラインを切ることが必要です。

 

中央を使われると前進、ボールを循環させられるからですね。

 

 

守備の役割③攻撃方向を限定する

 

トップ下は相手の攻撃方向を限定し、サイドチェンジを行われないようにする必要があります。

 

攻撃方向を限定すると他の選手が「次どこにボールが出るのか?」が予測しやすくなります。

 

 

守備の役割④プレスバックを行う

 

トップ下はもし中央の選手を使われてしまった場合、プレスバックを行わないといけません。

 

1vs1より2vs1の方が奪いやすいからですね。

 

 

守備の役割⑤カウンターの準備をする

 

トップ下は自陣深くでチームが守っている際に、カウンターの準備をする必要があります。

 

それはクリアボールを拾うため、また得点につなげるためですね。

 

 

ちなみに下記動画で「トップ下のボールの受け方」を解説しているので合わせてどうぞ

 

 

トップ下の役割【まとめ】

 

 

以上がトップ下の役割でした。

 

思っているよりたくさんやらないといけないなーと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

本当、難しいポジションなんです...

 

とはいえ、そっくりそのままこの役割を自分のチームに参考にできるかどうかは微妙なところです。

 

それは何度も言うようにチームに特別な役割を与えられることがあるからです。

 

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