アトレティコマドリードvsユベントス分析【チャンピオンズリーグ】

2019年9月21日

目次

アトレティコマドリード フォーメーション スタメン 背番号

1-4-4-2

13 GKオブラク

15 RCBサヴィッチ

2 LCBヒメネス

23 RSBトリッピアー

12 LSBロディ

8 VOサウール

5 VOトーマス

6 RSMFコケ

11 LSMFレマル

7 CFジョアンフェリックス

19 CFディエゴコスタ

ユベントス フォーメーション スタメン 背番号

1-4-4-2

1 GKシュチェスニー

19 RCBボヌッチ

4 LCBデリフト

13 RSBダニーロ

12 LSBアレックスサンドロ

6 VOケディラ

5 VOピャニッチ

16 RSMFクアドラード

14 LSMFマトゥイディ

7 CFロナウド

21 CFイグアイン

両チームの基本の戦い方

アトレティコマドリード

守備では基本的にF2で相手の攻撃を受けつつ、それよりも下がらずにこのエリアでボール奪取~カウンターという狙いがあったように思う

ボールホルダーに制限をかけられそうなときはF1まで積極的にプレッシングを行っていた

特に相手ゴールキックの際は前線から奪いに行っていた

F3まで押し込まれていても個人技の高い7ジョアンフェリックスとフィジカルに優れるディエゴコスタを起点にロングカウンターも仕掛ける狙い

ユベントスRSBのダニーロのところにボールが入った瞬間にアトレティコマドリードLSMFのレマルが縦方向を切りながらプレス~VOトーマス、VOサウールの中央エリアで奪うという奪い所を設定したいたように見えた

それは新加入のダニーロ、ボール保持能力の低いケディラがいる周辺の弱点を突こうという狙いに思える

攻撃時ではユベントスの似たように、1-4-3-3のような形になることがあったが、そこまで明確に決められていないように見えた

ディエゴコスタが頂点でジョアンフェリックスが下がり目でIHのような役割もこなし、コケやレマルが内側に入ってきてIHのような役割をこなすことも

特にレマルは比較的自由に動いていた

そのため左サイドのスペースはロディが積極的に攻撃参加

そして最後にはディエゴコスタとジョアンフェリックスの個人技を生かすためにそこまで手数をかけずにクロスやスルーパスで攻撃を完結させることが多かった

ユベントス

攻撃時は1-4-3-3となる

5ピヤニッチが1VOとなりケディラとマトゥイディがIHにポジション

ポジショナルプレーの信者であるサッリ監督が率いているチームなので当然、ボールを保持しながら得点のチャンスを伺う

ダニーロのところで狙われることが数回あったので、ダニーロが少し内側にポジションをとりサイドのスペースを空けるようにボールを受けたり、ケディラがダニーロの外側までポジションをとることでサイドで3vs2の数的優位を作り出すアクションも起こしていた

これが試合時間5分以降からボールが落ち着きだして、アトレティコマドリードがダニーロを狙うアクションを起こしてから試合時間10分にはもうすでにアトレティコマドリードのプレッシングを攻略していたので、すごいところ

現代サッカーではこの5分間で戦術変更などの臨機応変さが求められる

前半

序盤は両チーム初戦ということもあり落ち着かない展開

リスクを負わず安全にプレーするプレーが目立った

ただ5分過ぎから試合が落ち着きだし、徐々にユベントスがボール保持、アトレティコマドリードが奪ってからカウンターという展開に

ホームということもあり、やはりチャンスの数ではアトレティコマドリードが多かった

ただ上記にもあるようにユベントスは相手のF2からのプレッシングはうまくかわせていた

ただ最後のチャンスメイクのシーンで精度を欠きなかなかフィニッシュまでいけない

もちろんアトレティコマドリードのフィールドプレーヤー全員が自陣まで戻り組織的な守備を行っていたからでもある

特に中央のスペースは2CFと4MFでほとんど縦パスが通らないくらいうまくスペースを消していたケディラ、クアドラード、マトゥイディはそこまで想像力のあるプレーヤーではないので、それが影響したと思う

ただユベントスはアウェーということもあり、無理に攻撃しに行かなくてもいいということを考えると、ユベントスとしては想定内の前半かもしれない

後半

基本的に前半と同じ狙いがあった両チームだがいきなり試合が動く

アトレティコマドリードがユベントス陣地でボヌッチに良い形でボールを奪われてしまい、カウンターを受けてしまう

アトレティコマドリードRSBトリッピアーも攻撃参加していたのでそこのスペースをイグアインが巧みに使い、ボヌッチが絶妙なアウトサイドパス

ロナウドが全速力でゴール前に走ることで、相手DF2人がマークをすることになり空いたスペースにクアドラードが長い距離のスプリントを行い、カットインからゴール

そして点を取りに行かなくては行かない点になったアトレティコマドリードは相手陣内から積極的にプレッシングに行く

偶発的ではあるがそのプレッシングをかいくぐったユベントスが追加点

アトレティコマドリードの守備組織が準備されていない状態で複数人がゴール前に侵入し、マトゥイディがヘディングゴール

2得点ともユベントスが本来1番望んでいるゴール展開ではないが、個々のタレントの能力によってゴールまで行ってしまう

これだからセリエAを8連覇してしまうのだろう

そして70分頃にケディラが交代しベンタンクールが投入される

これを機にアトレティコマドリードが巻き返す

ベンタンクールの不用意なファールから用意されたセットプレーで同点に追いつく

競り合いの強いヒメネスをファーサイドに設置し、同じく競り合いの強いサヴィッチをゴール前に入れる

他の選手は彼ら2人のスペースを消してしまわないように動きすぎない

これがTHEシメオネのチームというわけだ

その後はオープンな展開が続くが、ユベントスの戦い方に少し疑問が

2-1でリードしている状態でも相手コートからプレッシングを行おうとして何度もそれを破られる

おそらくこれが昨季までのアッレグリ監督ならF2の中央エリアでリスクマネジメントをしながら戦っていただろう

華麗なパスサッカーを行うサッリ監督で守備の基本は即時奪回、ボール保持を優先するためボールを積極的に奪いに行く

ポジショナルプレーが悪いわけではないが、この試合では裏目に出てしまった

結局試合時間89分に与えたCKから失点し2-2のドローで試合終了

ここでもまたTHEシメオネだ

メンバーとスタッフ、サポーター全員がシメオネの信者なのだろう

シメオネの魂が乗り移ったゴール

最後の最後まで絶対に諦めないという強い意志を感じた

ここはもう分析のしようがないところ

技術、体力、フィジカルすべての要素が大切だが最終的に心でゴールを決めてします

マンチェスターユナイテッドを長年率いたファーガソンのような監督である

結論

カウンターとセットプレーがゴールの大半を占めた展開であったが、両チームのやるたいことは明確にわかるゲームであった

ユベントスはヨーロッパ王者になるためにサッリ監督を向かい入れたが、まだまだシメオネのチームに勝てるほど完成されていなかった

F2中央まではうまくビルドアップができるが、そこから先の崩し方にアイディアが無く、チームとしての原則もまだ確立されていないように見えた

アトレティコマドリードは昨季までの主力選手がごっそり抜けて、新しいタレントが多数いたがコケ、ヒメネス、サヴィッチ、ディエゴコスタ、トーマスを中心にシメオネのチームに仕上がっているように見えた

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