サッカーS級ライセンスのすべて【難易度は?費用は?】

2019年10月24日

 

サッカーのみちしるべ

サッカーのみちしるべ⚽

日本サッカー協会公認B級ライセンス保持(A級取得見込み)

プロサッカーコーチ9年目

小学生年代と中学生年代を中心に年間600コマ以上指導

悩める男性

・S級ライセンスを目指したい

・S級ライセンスの取得方法が知りたい

・費用、難易度、など細かいことも知りたい

 

上記の悩みを解決していきます。

 

ちなみに僕はS級の1つ下のライセンスであるA級を取得見込みです。

 

実際にS級に近づいている僕だからこそ、言えることもあると思うのでぜひ最後までご覧ください!

 

この記事を読めば「S級ライセンスの難易度や費用、日程」また「S級ライセンスを取得しなくてもJリーグの監督になる方法」などが理解できます。

 

それではどうぞ!

 

8分で動画で解説もしております!

 

 

S級ライセンスのすべて【難易度 日程 費用】

 

まずはS級ライセンスとは何なのか、取得にかかる金額、どんな日程で受講するのか、難易度という細かい部分を説明していきます。

 

正直最初のここだけ見ると絶望的に感じる部分があると思います(笑)

 

でもJリーグ監督になるための抜け道みたいなものも最後に紹介しますのでご安心ください!

 

S級ライセンス概要

JFA公認指導者ライセンス
日本サッカー協会 指導者養成講習会  http://www.jfa.jp/coach/official/training.html より

 

ご存知だと思いますが、日本サッカー協会が公認している最上位のライセンスになります。

 

そしてJリーグチームの監督になるためには基本的にはS級ライセンスが必要です。

 

例外がありますので後程紹介

 

ただJリーグチームのヘッドコーチ(コーチの中でトップの人)ならA級ライセンスでOK

 

ちなみにヘッドコーチ以下のコーチはB級でOKです。

 

一番最初に取得できるライセンスはC級からになっていて、C級の取得方法はこちらから参考にしてください。

 

S級ライセンス取得方法

 

S級ライセンスを取得するにはS級コーチ養成講習会を受講する必要があります。

 

その講習会に参加する方法は以下

 

1年以上の指導経験とS級コーチ養成講習会トライアルに参加していることが絶対条件

 

そして+α以下の条件を満たすことが必要

 

  • 有効なJFA A級コーチジェネラルライセンス保有者
  • 有効なUEFA-A AFC-Aに相当するライセンス保有者
  • 昨年度のA級コーチジェネラルライセンス受講者のうち成績が上位であること、また国際Aマッチ20試合以上もしくはプロリーグ公式戦300試合以上の出場経験を有するもの

 

つまり日本のA級ライセンスを持っている人でS級のトライアルに合格した方

 

海外のA級相当のライセンスを持っている人でS級のトライアルに合格した方のどちらかということです。

 

この条件を満たすことができると晴れてS級コーチ養成会を受講できます。

 

S級ライセンス費用

 

合計で110万円ほどかかります。

 

どれだけお金を取るんだよという風に僕も思うくらい大きな金額ですね...

 

内訳は以下

 

内訳

雑費 約2万円

受講費 32万4千円

宿泊費 国内と国外合わせて約55泊で約50万円

交通費 国内移動費約10万円 国外移動費約15万円

 

B級ライセンス以上の講習会は宿泊が絶対です。

 

そのため受講費以上に宿泊費と交通費がかかります。

 

さらにS級では海外プロクラブへのインターンシップが絶対なので、その際の費用は自分持ちです。

 

S級ライセンス日程

 

2019年度のS級コーチ養成講習会のスケジュールを参考にしてみます。

 

Module1:
国内短期講習1 会場:調整中
2019年4月6日(土)~4月11日(木)
国内集中講習 会場:東京都内他
① 2019年4月15日(月)~4月18日(木)
② 2019年4月22日(月)~4月25日(木)

Module2:
国内集中講習 会場:東京都内他
③ 2019年6月3日(月)~6月6日(木)
④ 2019年6月10日(月)~6月13日(木)
⑤ 2019年6月17日(月)~6月20日(木)

Module3:
国内短期講習2 会場:調整中
2019年9月2日(月)~9月5日(木)
国内集中講習会 会場:東京都内他
⑥ 2019年9月9日(月)~9月12日(木)
⑦ 2019年9月17日(火)~9月19日(木)

Module4:
国内集中講習 会場:東京都内他
⑧ 2019年10月21日(月)~10月24日(木)
⑨ 2019年10月28日(月)~10月31日(木)
⑩ 2019年11月5日(火)~11月 7日(木)
⑪ 2019年11月11日(月)~11月14日(木)

Module5:
国内集中講習 会場:東京都内他
⑫ 2019年12月2日(月)~12月5日(木)
指導実践試験 会場:調整中
2019年12月9日(月)~12月12日(木)

インターンシップ(3週間):
前期終了後 ~2020年8月31日まで
原則、上記期間内に海外プロクラブ(2週間以上)、Jクラブ(1週間以上)の実地研修を行い、レポートを提出する。

 

正直、ライセンス取らせる気あるの?という日程ですよね...

 

これではサッカーコーチを職業としているコーチだとしても、自チームの試合や練習にほとんどいけないことになるのでなかなか講習会に行きにくいですね...

 

逆に言うと、これだけ勉強をする機会を作ってもらえるとも言いますが。

 

つまり費用やこのスケジュールに沿って動ける人しか取れない限られた人にしかとれないライセンスということです。

 

S級ライセンス 養成講習会トライアルの難易度

 

ここまで説明しておいてですが、上記にもあるようにS級コーチ養成トライアルに合格できなければ受講できません。

 

つまりコーチのセレクションみたいなもの!

 

実際その難易度ですが、非常に難しいという一言です。

 

2018年度のA級ライセンス登録人数が1983人

 

そしてS級を受講できる定員が1年に15名から20名

 

もちろん全員がトライアルを受講するわけではないが、限りなく狭い門だということがわかると思う。

 

S級コーチに聞いた話だと申し込みで200人以上あった年もあるそう...

 

つまり本当に限られた人しか受講できないというわけです。

 

また各ライセンスをまとめた記事がこちらなので参考にどうぞ

サッカーコーチライセンス(資格)のまとめ

続きを見る

 

S級ライセンス 養成講習会トライアル 内容

 

初めに書類審査がありそれに通った人だけ次の試験に臨めます。

 

  • 指導実践(指導のテスト)
  • 個人面談

 

これらに合格して初めてS級コーチ養成講習会を受講できます。

 

S級ライセンスのすべて【まとめ】

 

以上を見やすいように表にしました。

 

これは日本サッカー協会 指導者養成講習会を参照しています。

 

概要 疑似チームを指揮する指導実践以外にも、マネジメント・折衝術の獲得などを目的とした多様なカリキュラムが設定され、受講者にはより高度な問題発見能力、解決能力が求められる。
主幹・主催 (公財)日本サッカー協会、(公社)日本プロサッカーリーグ
受講資格 1年以上の指導経験があり、次の事項のいずれかを満たす指導者で、「2019年度S級コーチ養成講習会トライアル」に参加していること。
(1) 有効なJFA A級コーチジェネラルライセンス保有者
(2) 有効なUEFA-A、AFC-Aに相当するライセンス保有者
(3) 2018年度A級コーチジェネラル養成講習会受講者のうち、総合成績がSランク且つ国際Aマッチ20試合以上もしくはプロリーグ公式戦300試合以上の出場経験を有する者
受講者選考方法 JFA主催のトライアルを実施(指導実践、面談)、成績優秀者の中から選考
定員 15~20名
※「2019年度S級コーチ養成講習会トライアル」参加者より選考
2019年度 公益財団法人 日本サッカー協会 S級コーチ養成講習会トライアル 実施要項   (日本サッカー協会 指導者養成講習会より引用)
受講料 324,000円(税込)
(国内短期講習、指導実践試験での宿泊費・検定費用含む) ※会場までの交通費、集中講習期間中の宿泊費、インターンシップに係る費用はコース受講料には含まない。
カリキュラム概要 【Module1】
国内短期講習会(6日間)、国内集中講習会(4日間×2週間)
【Module2】
国内集中講習会(4日間×3週間)
【Module3】
国内短期講習会(4日間)、国内集中講習会(4日間×2週間)
【Module4】
国内集中講習会(4日間×4週間)
【Module5】
国内集中講習会(4日間)、指導実践試験(4日間)
【指導実践試験】
4日間
【インターンシップ】
3週間-海外プログラム(2週間以上)、Jクラブ(1週間以上)の実施研修後、レポート提出
日本スポーツ協会資格 日本スポーツ協会公認上級コーチ
AFC指導者ライセンス互換性 AFC Pro-Diploma
受講申し込み方法 受講のお申込みはこちらKICKOFF
開催要項 開催要項はこちら  (日本サッカー協会 指導者養成講習会より引用)
年間登録料 10,000円

 

以上がS級ライセンスについてになります。

 

悩める男性

すごく難しそう...

プロ経験もないし俺には無理かも...

 

上記にもあるようにプロ経験がある方が受講しやすくなります。

 

しかしごくわずかですがプロ経験が無くてもS級ライセンスを取得している方もいます。

 

また私は分析コーチとしても活動しているので、興味のある方は一度下記をご覧ください。

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プロ経験なしでS級ライセンス

 

ベトナム代表を指揮した経験もある現ホーチミンシティ監督(ベトナム)の三浦俊也さんです。

 

この方は日本でライセンスを取得する前にドイツでドイツA級ライセンス(日本のA級相当)を取得

 

メモ

その後すぐに日本のS級ライセンスを取得し、Jリーグのベガルタ仙台、水戸ホーリーホック、大宮アルディージャ、コンサドーレ札幌、ヴィッセル神戸などたくさんのチームを指揮した。

 

ごくまれですがこのような方もいますので、絶対に無理というわけではありません。

 

S級ライセンスがなくてもJリーグの監督になる方法

 

これまでにいくつかでてきている互換性であったり、ドイツA級(日本のA級相当)のようなものがあったと思います。

 

これは簡単にいうと海外で取得したライセンスを日本でもそれ相応のライセンスと同様に認めますというものです。

 

Jリーグには外国人監督が複数名いますが、全員日本のライセンスは取得していません。

 

日本サッカー協会がS級相当と認めた、自国のライセンスやヨーロッパが認めるUEFAライセンスを取得しているということです。

 

ちなみにヨーロッパだったらUEFA PROライセンスになりますね!

 

 

つまり日本のS級ライセンスを取得しなくてもJリーグの監督にはなれます。

 

そしてこの方法の方が時間的には随分と早くなります。

 

海外なら手っ取り早くライセンスを取得できる

 

三浦俊也さんはドイツに留学してから日本のS級ライセンスを取得するまでにたった6年間でした。

 

逆にプロ経験なしで日本サッカー協会のライセンス制度だけでS級ライセンス取得を目指そうと思うと、最短でも10年はかかるでしょう。

 

実際に最近のS級ライセンス取得者の平均年齢を見ると41歳になっています。

 

ちなみにこちらが2019年度のS級ライセンス養成会受講者

 

朝倉吉彦(36)
中京大学体育会サッカー部

臼井弘貴(38)
Geylang International FC (シンガポール)

内山俊彦(40)
ヴィッセル神戸

奥原崇(46)
FC東京

小田切道治(40)
カターレ富山U-18

北原次郎(37)
北海道コンサドーレ札幌

葛野昌宏(43)
ヴァンラーレ八戸FC

倉貫⼀毅(40)
徳島ヴォルティスユース

酒井直樹(43)
日本体育大学柏高校サッカー部/柏レイソル

佐藤尽(44)
京都サンガF.C.

高崎康嗣(48)
グルージャ盛岡

時崎悠(39)
湘南ベルマーレU18

早川知伸(41)
横浜FC

前田信弘(45)
JFAナショナルトレセンコーチ

宮沢悠生(33)
FC Red Bull Salzburg U15(オーストリア)

李成俊(44)
都⽴⽥園調布⾼校

 

なぜ日本では時間がかかるというと、日本のライセンス制度は指導者養成講習会を受講するまでが困難だからです。

 

例えばC級でも受講するのに書類審査や指導実践などがあります。

 

B級やA級になると「今年で5回目の養成講習会のトライアルです」という方ばかりです。

 

海外では講習会に受講は誰でもできるが、その講習会でたくさん勉強をしないといけないようになっています。

 

つまり、もしできるだけ早くJリーグ監督を目指したいと思うなら海外でライセンスを取得したほうがいいということです。

 

メモ

しかし最近得た情報ではドイツやスペインでもライセンスを取得するのに少し時間がかかるようです...

 

おすすめはスペイン

 

やっぱりおすすめはスペインです。

 

そしてスペインの中でもバルセロナやエスパニョールがいるカタルーニャ地方でのライセンス取得をおすすめします。

 

それはスペインの中でも特に指導者の質が高いと言われているのがカタルーニャ地方。

 

カタルーニャ地方の最下位ライセンスでも日本のS級相当ではないかと言われているほどです。

 

実際にカタルーニャ地方の最下位ライセンスにかかる座学やグラウンドで行う練習などの時間と、日本のS級の時間が同じくらいみたいです。

 

これは日本がダメとかドイツ、オランダが劣っているというわけではなく、あくまで僕が聞いている中ではカタルーニャ地方が一番良いということです。

 

S級ライセンスのすべて【難易度は?費用は?】まとめ

 

・Jリーグの監督になるには?

→日本のS級ライセンスを取得するか、海外でS級相当のライセンスを取得する

・日本のS級ライセンス取得するには?

→費用も時間も膨大にかかる 110万円 最短でも10年 最長20年以上

・海外でS級ライセンス相当を取得するには?

→費用はかかるが時間は半分以下 最短5年

・海外ならどこで取得するのがおすすめ?

→スペインのカタルーニャ地方のライセンス

 

コツコツ日本のライセンスを取得していきたい!という方は以下の記事を参考にしてください!

サッカーコーチライセンス(資格)のまとめ

サッカーコーチ指導案の書き方【ライセンス取得】

サッカーD級ライセンスのすべて【難易度・費用・日程は?】

サッカーC級ライセンスのすべて【難易度は?費用は?日程は?】

サッカーB級ライセンスのすべて【難易度・合格率・費用】

サッカーA級ライセンスのすべて【難易度・合格率・費用】

 

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