サッカーの試合を見ていていろいろなフォーメーションがあるけど、最強ってあるの?あるなら最強フォーメーションを知りたい!
今日はこんな疑問を解決していきます。
サッカーのフォーメーションって4-4-2とか4-3-3、3-4-3とかいろいろあってどうもわかりにくいですよね...
しかも強いチームでも4-3-3を使っているところもあれば、3-4-3を使っているところもあるし...
そんな方のために今回は僕が最強フォーメーションを紹介します。
記事の信頼性
・プロサッカーコーチ9年目
・サッカースクール経営
・プレー経験を合わせると20年以上サッカーと生きています。
つまりプレーヤーとコーチ両方の側面から解説することができます。
実際にサッカーのプレーヤーとしての経験とコーチとしての経験を交えた意見なので信頼性は保証できます。
そして結論は出たのですが、どうしても攻撃と守備とで最強フォーメーションが変わってしまいました。
そのため、今回は守備編として解説していきます。
攻撃編はこちら
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目次
サッカー最強フォーメーションはこれ一択【攻撃編】
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そもそもサッカーのフォーメーションとシステムは異なるもの
フォーメーションという言葉と似たような言葉として「システム」という言葉を聞いたことがあると思います。
実はこの2つは似ているようで、性質が異なるものなのです!
フォーメーション
チーム全体を活かすための基本的な陣形
→つまりテレビの解説者が1番初めに紹介するもの
システム
フォーメーションを軸にして攻撃時や守備時に流動的に変化する形
→つまり試合の中で変化するもの
解説者がたまに「このチームは攻撃は4-3-3で守備は4-4-2ですね~」とか言っているのはシステムだということです。
まぁでも単にサッカー観戦する際は特別気にしなくていい言葉の違いですね。
指導者の方はしっかりと理解しておくべきですが。
フォーメーションとは基本陣形
こちらサッカーの試合の前によく見るフォーメーションの図だと思います。
黄色が4-4-2、赤色が4-2-3-1ですね。
システムとは変化する形
こちらは黄色がボールを保持した時の図です。
黄色の⑨⑧が中央に入ることで4-2-2-2になっていることがわかると思います。
そして赤色⑩が前に上がることで4-4-2になっていますね。
システムとはこのように基本フォーメーションから動いた形ということです。
メモ
もちろん基本フォーメーションから動かない場合もあります。
そして今回はフォーメーションとシステムを分けるとややこしいので、フォーメーションという言葉に統一します。
サッカー最強フォーメーションは4-4-2(守備編)
今まで20年以上サッカーに関わってきて、守備においての最強フォーメーションは4-4-2だという結論が出ました。
なぜ4-4-2が守備において最強フォーメーションなのかというと、それは以下の守備のポイントをすべて満たしているからです。
守備のポイント
- 人と人との間のパスを防ぐ
- 相手に超えられるパスを防ぐ
- サイド攻撃を防ぐ
- ゴール前に壁を作る
- カウンターを行いやすい
上記のポイントを詳しく解説しているのが下記になりますので、まずはこちらからご覧いただけるとよりわかりやすいと思います。
(現在作成中m(__)m)
それでは実際に画像を用いて、4-4-2が以上のポイントを満たしている理由を解説します。
また満たしにくいフォーメーションとも比較して紹介します。
メモ
正直、どんな選手がいるのか、またどういうスタイルのサッカーをするのかで最強フォーメーションは変わります。
とはいえどのチームでもある程度の強さは保証されているフォーメーションはあると思うのでそれについて個人的な意見をお伝えします。
4-4-2は人と人との間のパスを防ぎやすい
4-4-2は人と人との距離間を近くできるので、間を通されるパスを防ぎやすいです。
そして下記のシーンでいうとボールホルダーにもしっかりとプレッシャーがかけられているので、ボールも奪いやすいですね。
4-3-3の場合は前線の3人の距離が遠くなるため、間を通されやすくなりますね。
4-4-2は相手に超えられるパスを防ぎやすい
4-4-2はもしサイドチェンジされた場合でも、4人のMFがいるため容易にスライドを行い超えられるパスを防ぎやすいです。
4-3-3の場合サイドチェンジをされるとそもそも3トップは超えられやすく、3ボランチも3人しかしないのでより長い距離を走ってスライドをする必要があり難易度が高いです。
4-4-2はサイド攻撃を防ぎやすい
4-4-2はサイドバックとサイドハーフが常にいる状態また、ボランチがカバーリングを行える、また片方のフォワードも守備に加勢しやすいのでサイド攻撃を防ぎやすいです。
これが3-5-2(5-3-2)の場合は下図のように少しプレッシャーに行くのが遅れたりすることでサイド攻撃を防ぎにくくなりますね。
4-4-2はゴール前に壁を作りやすい
4-4-2はもしクロスを上げらるれそうな際にも、ゴールすぐ近くに1つの壁、そしてその前にもう一つ壁を作れることでより強固な守りをすることが可能です。
これが5-3-2の場合は1枚目の壁はできますが、2枚目の壁の人数が少なくなります。
そうなることでこぼれ球などを回収されやすくなりますね。
これが4-3-3の場合はより顕著に現れますね。
4-4-2はカウンターを行いやすい
そして4-4-2はフォワードが2人いるためカウンターを行いやすいですね。
カウンターの脅威を常に与えることは相手の攻撃を抑制する働きもします。
守備のポイントを全て満たしている4-4-2は最強フォーメーション
上記のポイントをバランスよく抑えている4-4-2こそ守備においての最強フォーメーションだという結論です。
例えば4-3-3でいうとカウンターにおいては最強かもしれないですが、サイドでの守備ということにおいては少し物足りないですね。
もちろん4-4-2でも疲労や、選手の個性、特徴、能力によってもこれらを満たせるかどうかは大きく変わります。
しかし理論的に守備のポイントをバランスよく満たすことができるのが4-4-2ということです。
4-4-2の長所と短所
そんな守備のポイントをバランスよく満たしている4-4-2の長所と短所はこちらですね。
4-4-2の長所
- DF、MF、FWとバランスよく人数が配置されていること
- 各選手間の距離が良いので守備時に相手のスペースを埋めやすい
- 2FWなのでカウンターを行いやすい
4-4-2の短所
- 各ラインが均等に並んでいるためパスラインが少ない
- サイドハーフの運動量が多い
- スペースをうまく埋めないと簡単に前進される
- 中央のスペースで数的不利ができやすい
4-4-2は攻撃において少し欠点がある
4-4-2は横一列、縦一列に均等に並んでいるからこそ、守備を行いやすいですがそれは逆に攻撃においてはデメリットにもなります。
それはそれぞれの選手が縦の関係になりやすく、パスラインを複数確保できないということが1つあります。
このような4-4-2の特徴をさらに詳しく解説した記事が下記になりますので、参考にどうぞ
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サッカー4-4-2フォーメーションの特徴と相性をプロコーチが解説
続きを見る
4-4-2はサイドハーフに負担がかかりやすい
4-4-2においてはバランスよく人が配置されているとはいいながらもサイドハーフの選手にけっこうな運動量が求められます。
自陣までの守備、相手ゴール前までの侵入、中央へ入りチャンスメイクなど。
もちろんその他の選手も同様です。
下記記事にてすべてのポジションの役割を完全解説していますので、こちらも参考にどうぞ
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サッカーの全ポジションの役割はこの1記事で理解できる「まとめ」
続きを見る
サッカー最強フォーメーション【守備編】まとめ
以上、サッカー最強フォーメーションの守備編でした。
4-4-2という結論でしたが、4-4-2は以下のポイントをバランスよく満たしていましたね。
守備のポイント
- 人と人との間のパスを防ぐ
- 相手に超えられるパスを防ぐ
- サイド攻撃を防ぐ
- ゴール前に壁を作る
- カウンターを行いやすい
しかし攻撃においては少し欠点もありますので、4-4-2を採用する際は攻撃に工夫を加える必要がありそうですね。
以上となります。
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