サッカーのみちしるべ
A級ライセンス取得見込み
プロサッカーコーチ9年目
個人サッカースクール経営
・アタランタについて知りたい
・監督やメンバー、戦術は?
今回は上記の疑問を解決していきます。
本記事の内容
・アタランタの哲学や歴史
・監督、簡単な戦術紹介
・メンバー紹介
先日のバレンシアとの一戦においてクラブ史上初のチャンピオンズリーグベスト8に進出したアタランタ。
この規模のクラブがベスト8になるのはかなりすごいことです。
日本がワールドカップでベスト8になるくらいのことです(笑)
そんなアタランタについて今回は解説していきます。
アタランタの戦術についてもっと詳しく教えてほしいという方はこちらで解説しています。
それではどうぞ
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目次
アタランタbc【ガスペリー二監督】
イタリアの北西(ロンバルディア州)で活動するアタランタは昔から選手育成に定評のあるチームです。
リーグで上位に進出することを目指していているというより、選手を育成し売却して資金繰りを行っているようなチームです。
プレミアリーグのアーセナルや、オランダのアヤックス、PSVなどのイメージに近いかなと思います。
毎年中心選手が移籍をするが、ユース生え抜き選手や優秀なスカウトが獲得した選手で毎年穴埋めに成功しています。
今期の好調についてはその中心選手の移籍が少なかったことが大きな要因かなと思います。
メモ
アーセナルなどは自国でもかなり結果も残しています。
しかし育成に重きを置いているというイメージを持つという意味では共通点の多いチームなのかなと思います。
アタランタ【過去の輩出選手】
イタリアサッカー史上に残る点取り屋であるフィリッポ・インザーギはここで育てられたと言っても過言ではないです。
アタランタで過ごした1996-1997シーズンでセリエAで最初で最後の得点王を獲得している。
他に超有名選手はいないが、以下の選手たちはアタランタで大きな飛躍を遂げた選手たちです。
・ロベルト・ドナドーニ(監督)
・クリスティアーノ・ドニ(元イタリア代表)
・クリスティアン・ヴィエリ(元イタリア代表)
・ボナヴェントゥーラ(現イタリア代表)
・ガリアルディー二(現イタリア代表)
・スピナッツォーラ(現イタリア代表)
・アンドレアコンティ(現イタリア代表)
・カルダラ(現イタリア代表)
元イタリア代表のレジェンドから、現イタリア代表の選手までかなりの人数を輩出しています。
Jリーグでこれだけの現代表選手を輩出しているチームはほぼ無いですよね...
アタランタ【名監督も育つ】
アタランタでは選手を育成する哲学を持っているからか、名監督も育ちます。
以下アタランタで指導経験のある監督です。
・マルチェロリッピ(現中国代表監督)
・チョーザレプランデッリ(元イタリア代表監督)
・ジャンピエロガスペリー二(現監督)
ここからは現監督であるガスペリー二監督や簡単な戦術の紹介です。
アタランタ【ガスペリー二監督】
ユース年代ではユベントスに育てられ、そのままトップチームに昇格
その後イタリアの中堅クラブを渡り歩き、35歳で現役引退する。
その後ユベントスの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートする。
その後クロトーネ、ジェノア、を昇格させることで名のある存在に。
2016シーズンからアタランタを指揮し、同年クラブ史上初の4位に輝く。
2019年度のセリエA最優秀監督賞を受賞する。
ガスペリー二【アタランタのフォーメーション】
基本フォーメーションが5-2-1-2になります。
しかし5バックのサイドにいる選手は攻撃時に高い位置を取るため、3-4-1-2と言ってもいいかもしれません。
イタリアでは3バックのチームが多いですが、ヨーロッパにおいて3バックで成功しているチームは多くないです。
その中でも数少ない成功例と言えるのがアタランタではないかと思います。
ガスペリー二【アタランタのメンバー】
※縦画像ですいませんm(__)mこっちの方がわかりやすいかなと...
先日のチャンピオンズリーグでのスタメンの選手です。
ほぼベストメンバーではないでしょうか。
他にもラファエウトロイ、ドゥバンサパタ、ルイスムリエルといったところが有名所ですね。
アタランタ【ガスペリー二監督の戦術】
ここでは簡単に説明します。
詳しく知りたい方は動画をご覧ください。
アタランタのガスペリー二監督の戦術は大きくこのように説明できます。
- マンマーク戦術を基本とした守備
- 徹底的なサイド攻撃
以下説明します。
マンマーク戦術を基本とした守備
守備には大きく2種類の守り方があります。
1つ目はゾーンDF(スペースを守る)
2つ目はマンマークDF(人を守る)
1980年代以降ゾーンDFが中心になっていたが、アタランタは基本的にマンマークDFを採用しています。
これはかなり革新的と言えると思います。
メモ
もちろん1980年代のマンマークDFより進化はしています。
全ての状況でマンマークを採用しているわけではなく、ある一定の条件で変わったりします。
徹底的なサイド攻撃
アタランタの攻撃はほとんどサイドで行われます。
ほとんどの時間で本来中央にいるFWの選手もサイドにいます。
しかしサイドからクロスを上げて得点を狙うわけではありません。
サイドからドリブルとショートパス、コンビネーションプレーを生かして侵入してきます。
ここが欧州でも育成のチームだと評価される大きな要因となっていることです。
メモ
特にゴメス、イリチッチが本当にやばい選手(笑)
ミランやユベントス相手でも普通に通用します。
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アタランタ【スタジアム】
スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリアを本拠地としています。
ここはアタランタbcとUCアルビーノレッフェがホームスタジアムとして登録しています。
収容人数は21,300人と規模としてはかなり小さいものになっている。
つまりこの規模のクラブが毎年有名選手や監督を輩出ということ
さらにチャンピオンズリーグベスト8というのはかなり快挙ということがわかると思います。
アタランタ【ガスペリー二監督率いる異質チーム】まとめ
アタランタは古くから育成に定評のあるチームで毎年有名選手を輩出している。
そういった哲学から名監督も輩出しているチームです。
つまりイタリアサッカー界に大きく貢献しているチームと言えるでしょう。
今後のチャンピオンズリーグでの活躍も期待しておきましょう!