サッカーのみちしるべ
A級ライセンス取得見込み
プロサッカーコーチ9年目
個人サッカースクール経営
・ハーランドって何がすごいの?
・ハーランドのようなFWになりたい...
・もっと得点を取れるFWになりたい...
こんな悩みを解決していきます。
本記事の内容
・ハーランドのすごいところ
・ハーランドみたいなFWになるためには?
中学生から高校生くらいの方にとってハーランドは憧れの存在ではないでしょうか?
彼は19歳でチャンピオンズリーグに出場しています。
日本でいうと大学1年生の年代です。
そんなハーランドのすごさを徹底分析してみました。
これを見てチームを救う点取り屋になってください。
それではどうぞ
動画でも解説しています。
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目次
ハーランドってどんなサッカー選手?
まずは簡単にハーランドの紹介をしていきます。
(名前)アーリンブラウトハーランド
(愛称)アーチャン
(国籍)ノルウェー
(年齢)19歳
(身長)194センチ
(体重)87キロ
(所属)ドルトムント
かなり大柄なFWになります。
しかし今回は体格関係なしの部分を解説していくので、最後までじっくり見てください。
なぜハーランドはサッカー選手として有名に?
ハーランドはここ最近で一気にブレイクした選手のひとりです。
なぜ脚光を浴びるようになったのか、簡単に解説します。
・U20ワールドカップにて1試合9得点
・1試合の記録のみで得点王になる
・ザルツブルク時代にチャンピオンズリーグで3得点
・これは歴代3番目に若い
・ドルトムントに移籍後デビュー戦で途中出場3得点
これだけでかなりすごい選手だということがわかるかなと思います。
それではハーランドのプレー解説を行っていきます。
サッカー選手ハーランドのすごいところ
もちろんここで説明すること以外にもたくさんあります。
しかしここでは特に僕が感じているすごいところを紹介します。
- エリア内での立ち位置と動き方
- DFラインの背後へ抜ける技術
この2つを紹介します。
エリア内での立ち位置と動き方
図をみてください。
エリア内の立ち位置から説明します。
まずは結論から言うと、ハーランドは相手から見えない位置に立っています。
ドルトムントが青、ハーランドが17番です。(わかりにくくてごめんなさいm(__)m)
ショートカウンターのような形で再度の深い位置まで侵入できたシーンです。
5番にマークされていますが、5番はボールかハーランドどちらか一方しか観れない状況です。
これはマークする立場からすると非常にやっかいな立ち位置です。
そして5番はハーランドのことをちらっと見るとGKとの間のスペースを消すアクションを起こしました。
図でいうと青の四角になります。
見られた瞬間のハーランドのアクションがこちら
DFラインとGKの間ではなくDFの前側(ニアサイド)にすっと動きを変えています(黄色の線)
これがエリア内での動き方です。
最初に相手から見えない位置に立つことで有利な状況に持ち込み、その後の相手のアクションで自分のアクションを変更することができる。
これがハーランドのすごいところです。
DFラインの背後へ抜ける技術
まずは図を見てください。
ドルトムントがカウンターを発生させたシーンです。
DFラインの背後に大きなスペースがあります。
こんなときおそらく黄色の線のように動くことが多いと思います。
直線の動きの場合オフサイドにかかりやすかったり、動きが止まった状態でスルーパスを受けることになると思います。
逆にサイドのスペースに走る場合でも一緒でオフサイドになりやすかったり、ゴールから遠ざかることになると思います。
ハーランドはこのように動いています。
DFの選手に近づくように走りながら、少し黄色丸でタイミングをうかがい、仲間の準備が整うのを待ち、よりゴールに近い場所でスルーパスを受けることに成功しました。
僕はこの動き方を『DFラインを走る』という表現を使います。
この動き方はオフサイドになりにくく、仲間ともタイミングを合わせやすい走り方になっています。
この2点がハーランドのすごいところです。
サッカー選手ハーランドみたいになるには?
実際ハーランドのプレー分析をしても、どうやって近づくのかが理解できてないと意味がありません。
ここではそこまで解説していきます。
- ゴールから遠ざかる動きは極力しない
- 相手の視野と勝負をする
- 仲間のタイミングをうかがう
この3つがハーランドのように得点を取るために大事なポイントです。
じっくり解説していきます。
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ゴールから遠ざかる動きは極力しない
ゴールを取りたいのにゴールから遠ざかる、ゴールの確率が下がる動きは極力しない方がいいです。
それはゴールを奪う確率が高い場所はある程度データで証明されているからです。
例えば赤ゾーンからシュートを打ってもほとんどゴールには結び付きません。
このゾーンでボールを受けることは点を取ることを考えると望ましくありません。
つまりボールを受けた時点でこのエリアにいることが得点に繋がる可能性が高い動きということです。
相手の視野と勝負をする
得点を取るためにはDFの選手からできるだけマークをされないようにする必要があります。
理由は簡単でマークをされていない状況の方が得点を取る確率があがるからです。
例えば相手が自分のことを触れる位置でマークをしている状況か、触れない状況でマークをしているか。
この数センチの違いがゴール前ではかなり大きな違いを生みます。
そのためマークをされないように相手の視野と勝負をする必要があります。
仲間のタイミングをうかがう
相手だけでなくもちろん仲間との協力する必要があります。
マークを外せていたとしても仲間から良いタイミングでパスが出ないと得点できないからです。
例えば仲間の準備が整っていない状態で動き出すと、単純にパスが出ません。
逆に遅すぎると相手が対応しやすくなりチャンスではなくなることがあります。
では仲間のタイミングとは何か?
それはこちらです。
仲間とのタイミング
・仲間が自分を見てるとき
・もしくは見たが見ていないふりをしているとき
→ノールックパス
・ボールが蹴れる位置にあるとき
こんな感じです。
サッカー選手ハーランド【まとめ】
ハーランドのすごいところをもう一度復習です。
- エリア内での立ち位置と動き方
- DFラインの背後に抜ける技術
そしてハーランドのように得点を量産したいFWにはこんなポイントが大事です。
- ゴールから遠ざかる動きは極力しない
- 相手の視野と勝負をする
- 仲間のタイミングをうかがう