サッカーコーチにおすすめ【フリーズコーチングの方法】

2019年9月20日

こんにちは!kanouseiblogです!

フリーズコーチングって何なの?

コツがわからない...

そんな方のためにフリーズコーチングについて詳しいポイントなどをお伝えします!

僕は日本サッカー協会公認B級ライセンスを所持していて、もうすぐA級ライセンスも取得見込みです。

そして9年間ほぼ毎日のようにサッカーコーチを行っているので、今まで1000人以上を指導してきました。中にはプロサッカー選手になった子もいます。

一応ある程度勉強をいているつもりなので、こんな考え方もあるんだーという感じで見てもらえたらと思います!

この記事を見ると子供を上達させるための指導法であるフリーズコーチングについてが詳しく理解できます!

こちらはシンクロコーチングについてです あわせてどうぞ

つまりサッカー少年を上達させることができるサッカーコーチになります!

それではどうぞ

目次

3つのコーチング方法とは

  1. シンクロコーチング
  2. フリーズコーチング
  3. ミーティング

この3種類のコーチング方法がサッカーには存在すると言われています。

どれかだけ行うのも良くないし、すべてを行えば良い練習になるのかというわけもありません。

それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで「今この子供たちにはどのコーチング方が必要なのか」ということを考えなければいけません。

今回は特にフリーズコーチングについて詳しく説明します。

フリーズコーチングとは

フリーズコーチングとは、練習中に伸ばしたい現象が起きたシーンでいったんプレーを止めてその現象が起きたシーンを振り返るコーチングです

フリーズという言葉通り「止めるコーチング」になります。

例えばパスがテーマの練習をしている時に、パスミスが起きたとするその瞬間に一度ストップと合図をして、全員を止まらせます。

そこからミスが起きた原因、それの解決方法を子供から引き出すようにすることです。

フリーズコーチングのメリット デメリット

フリーズコーチングもシンクロコーチングもお互いにメリットデメリットがあります。

だからこそどちらかだけ使うのではなく、状況に合わせて使い分けることが大事なのです。

メリット

  1. 心も身体も落ち着いている状態(止まっている状態)なので、その時に起きた現象を客観的に振り返ることができる
  2. プレー中では発見できなかったところまで見ることができる
  3. ミスを起こした本人だけでなく、聞いている周りの選手もミスの原因、それの解決方法を理解できる

大きくはこの3つです。

止めないコーチングであるシンクロコーチングでは、その時起こった現象を振り返ることができないのでどうしてもコーチが言っていることがイメージしずらいときがあります。

そんな時にフリーズコーチングをすることで、より状況を明確に把握することが可能になるわけです

デメリット

  1. 身体も心も落ち着いた状態に強制的にするため、練習の雰囲気やテンポが下がってしまう
  2. プレーを強制的に止めるので、子供がプレーする時間が少なくなる
  3. 何度もフリーズコーチングを行うと「またかよ...もっとやらせて」と感じることがある
  4. 低学年は話を聞くことが得意ではないのでその場合はミスを起こした本人のみのコーチングになることがある

現象をしっかりと振り返ることができる一方で練習の雰囲気、テンポ、などそういった点でデメリットがあります。

特に高学年にもなると聞かれることになれている選手は「早くサッカーしたいし、こう答えとけばいいんだろう」とあまり考えずに答えてしまい、時間の無駄になってしまうこともあります。

だからフリーズコーチングをすればするほど子供が上達するというわけではないんです。

それではフリーズコーチングのコツについてご説明します。

フリーズコーチングのコツ

誰に、いつ、どのように、デモンストレーション、この4つがコツです。

誰に

低学年の時と高学年の時と話す内容や雰囲気などを変える

いつ

同じミスが複数回起こり、シンクロコーチングでもそのミスが一向に改善できない場合に行う

1つの練習メニューにつき1回のみ使用する

どのように

できるだけ時間がかからないように簡潔に行う

ミスが起こった原因、次ミスが起きないようにするには(解決方法)という2点を子供から引き出す

注意点

1番大事なのが簡潔にしたいからと言ってそのプレーの答えを教えてしまう「ティーチング」になってはいけません。

あくまで子供自らがミスの原因と解決方法を発見できるように発問してあげてください。

デモンストレーション

デモンストレーションとしてコーチ自らがプレーで見せることも必須です。

子供はこっちを見ていても聞いていないことの方が多いです。

そして耳から入った情報なので、イメージすることが難しいです。

コーチがプレーしている姿を見せると、ほとんど全員が同じイメージを持つことができると思います。

「百聞は一見に如かず」この言葉通りです。

フリーズコーチングの具体例

では実際にどのように僕がフリーズコーチングを行っているのか具体例を挙げたいと思います。

・指導対象

低学年 20名

・練習時間

75分間

・テーマ

ドリブル(突破)

・ポイント

相手の反対にドリブルする

相手をだましてからドリブルする(フェイント)

・練習メニュー

4ゴール1vs1(攻めるゴール2つ守るゴール2つ)

以上がフリーズコーチングを行うまでの練習について

・指導対象

低学年 20名

・練習時間

75分間

・テーマ

ドリブル(突破)

・ポイント

相手の反対にドリブルする

相手をだましてからドリブルする(フェイント)

・練習メニュー

4ゴール1vs1(攻めるゴール2つ守るゴール2つ)

そして実際にフリーズコーチングを行っていきます。

まずはシンクロコーチングで

「相手をだまして」「空いているゴールに進もう」と声掛けをします。

それでも子供がなかなかドリブルでゴールをできないときにフリーズコーチングを行います。

自分「なかなかゴールまでいけないけど、どうしてかな?」

子供「相手が邪魔をしてくるから!」

自分「じゃあその相手から邪魔をされないためにどうしよう?」

子供「相手がいない方にいく!」

自分「それはいい考えだね!でも普通に相手がいない方へ行ったら相手もついてこないかな?」

子供「相手がついてきたら反対にいく!」

自分「すごく良いアイディアだね!みんなも一度やってみよう!」

自分「あと、みんな鬼ごっこしている時に鬼を騙したりしない?そういうのもおもしろいかもね」

ざっとこんな感じです。

大体2分もあればフリーズコーチングできます。

特に低学年なので長い間話を聞けないので本当に簡潔に伝えています!

そして鬼ごっこという低学年が大好きな遊びも具体例に入れながら説明するともっとイメージがつきやすいですね!

デモンストレーションとして、自分が子供を騙して抜き去るようなプレーを行うとさらにイメージができます!

これでフリーズコーチングについて理解できたと思います。

もちろん子供によってはなかなか答えまでたどり着けない子がいますが、それはこちらの発問のやり方でうまく引き出してあげましょう!

これはあくまで子供を上達させる手段の1つなので、フリーズコーチングをするからといって必ず上達するわけではありません!

誰に、いつ、どのように、本当にフリーズコーチングが必要なのかということを常に考えていてください!

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