サッカーコーチのための練習メニュー案【サイドチェンジ】

2019年9月12日

こんにちは!kanouseiblogです!

自チームの子供たちのトレーニングを行うときに「今日はビルドアップをしよう、でもやり方がわからないな」「この前の試合で相手が多いサイドばかりで攻めていたからそれを改善したい」と思っているサッカーコーチは結構いると思います!

そんな方のために1つのアイディアとしてビルドアップ(サイドチェンジ)についてご説明します!

  • サイドチェンジとは
  • 継続的な向上点
  • 最近出た課題
  • 次の試合に向けて
  • ゲームプラン
  • 強度
  • 活動量
  • テーマ
  • W-UP
  • TR1
  • TR2
  • ゲーム

サイドチェンジとは

サイドチェンジとは攻撃しているチームが行うチームアクションの1つです。

文字通り攻撃するサイドを変えることになります。

ただ一つ気にしないといけないことは、右サイドから左サイドまでボールを動かすことが目的ではありません。

サイドチェンジの大きな目的は相手が少ないエリアから攻撃することです。

サイドを大きく変えなくても人が少ないエリアがあるならそのエリアから攻撃することもサイドチェンジの1つです。

図のような感じです。

黒丸がボール保持している選手

言葉通りの意味でいうと赤2番の選手にボールを送ることがサイドチェンジですが、赤1番でも相手が少ないエリアにいます。

そういう選手にチームでボールを動かそうというアクションがサイドチェンジです。

わかりやすい言葉で表現すると、攻撃方向を変えるということです

ボール周辺やボール前方にスペースがない状態で行った方が良いアクションの1つです。

これをまずは理解しましょう!

【継続的な向上点】

個人技術(一般性):パス コントロール

個人技術(特殊性):寄って流す

【最近出た課題】

チームとして:狭いスペースの中でもある程度ボールを扱える選手たちなので、そこに頼ってしまい、本当にごくわずかなスペースだったとしてもそこを前進しようとする 攻撃方向を変えるアクションを起こす選手が少ない 攻撃方向を変えようとバックパスを入れるも、時間がかかりすぎて相手にスライドを許してしまう

【次の試合に向けて】

相手の情報

自分格下

4-3-3-

ポゼッションによるを行う

DFラインとFWラインでのポジションチェンジはほとんど行わないが、3MFは頻繁に上下左右を入れ替わる

守備では前線から奪いに来る

3トップが外側を切りながら中に誘導する(リバプールみたいな感じ)

【ゲームプラン】

4-3-3か3-4-2-1

・全体像

点をたくさん奪いに行く、新フォーメーションを試しておく

・攻撃

攻撃方向を変えることで自分たちにとって有利なスペースにボールを運ぶ

チャンスメイクにエリアにおいてそれぞれがリスク管理を伴った立ち位置をとることで複数回の攻撃を行う

・守備

前線から奪いに行く

即時奪回

トレーニング案

【強度】

最大(ゲームからも遠いので)

【活動量】

最大(ゲームから遠く、今週の活動量が少し少ないので)

【テーマ】

ビルドアップ(サイドチェンジ)

【W-UP】

動作改善運動:リフティング

四角形パス(10M)

【TR1】

【TR2】

これで注意する点が1つ

攻撃に関することがテーマの場合、攻撃に何かしらの制限を加えることがあると思います。

例えば、素早い判断を求めるなら2タッチ以内にプレーするなど

このサイドチェンジというテーマでいうと必ず逆サイドに展開してからでないとゴールできないなど

もちろんそうすれば強制的に攻撃方向を変えるプレーは出ます

ただサイドチェンジはどういうときに行うアクションだったでしょうか?

前方に前進できるスペースが無い場合に空いているスペースを見つけてそこにボールを動かすというアクションです。

ということは前方にスペースがあるなら、わざわざ攻撃方向を変えなくてもいいのです。

だからこのトレーニングではあえて攻撃に制限は付けずに、守備の制限を加えることで相手のスライドのスピードを認知させないといけない状況にしているのです。

そのうえでスペースがあるなら同サイド、無いなら逆サイドというプレーを求めていきます。

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