ポゼッションサッカーとは何かを「誰でも理解できるように解説」

2020年5月22日

悩める男性

・ポゼッションサッカーってなに?

・どんなメリットがあるの?

・良い(悪い)ポゼッションサッカーってあるの?

 

今回は上記の疑問を解決していきます。

 

サッカー観戦をしていると解説の方が「このチームはポゼッションサッカーですね~」とか言いますね。

 

あとは「これは相手からボールを持たされている状況ですね~」とか。

 

僕も小学生の頃にこの言葉を聞いたときは「なんじゃそれ!どういうこと!」と思っていましたm(__)m

 

おそらく僕と同じ経験をされている方がいるだろうと思い、今回はそんな方のために解説していこうと思います。

 

そのためこの記事を読めばポゼッションサッカーとは何かを完全理解することができて、よりサッカー観戦が楽しくなりますよ。

 

記事の信頼性

・プロサッカーコーチ

・サッカースクール経営

・オンライン分析コーチ

・自チームでもポゼッションサッカーを志向しています。

・20年間サッカーと共に生きているのでそこそこサッカーは詳しいですm(__)m

 

それではいきます。

 

また動画でも解説しているのでご自分にあった方でどうぞ

 

 

ポゼッションサッカーとは

 

最初に結論を言います。

 

ポゼッションサッカーとはボール支配率を高めながら、ゴールを目指すサッカーのことを言います。

 

ボールを回すこと、ボールを支配することが目的ではなく、あくまでゴールを目指すために行うものです。(ここ超大事)

 

逆にボール支配率は気にせず、とにかくゴールを目指すサッカーを堅守速攻とか、カウンターサッカーと呼ばれます。

 

ボール支配率とはボールを保持している割合のこと

 

ボール支配率とは90分間のうち、どちらがどのくらいボールを保持していたかを表します。

 

・Aチームのボール支配率は70%

・Bチームのボール支配率は30%

 

この場合はAチームが63分間ボールを保持していた、Bチームは27分間ボールを保持していたことになります。

 

つまりこの2チームでいうと、Aチームがポゼッションサッカーを行っていたと言えます。

 

ボール支配率が70%超えたチームの勝率が高い

 

ポゼッションサッカーの代名詞ともいえるグアルディオラ監督がこのような言葉を残しています。

 

「ボール支配率が70%を超えると試合の勝率は80%になる」と

 

このようにボール支配率と勝率は大きく関係しています。

 

実際にグアルディオラ監督の勝率は71%になっています。

 

が、しかし最近の守備戦術の成長によりそれが覆されていると言われています。

 

最近の傾向では一概に勝率が高いとは言えない

 

実際にロシアワールドカップでは前回大会王者のドイツが以下の結果になっています。

 

・グループリーグ3試合平均のボール支配率は65%

・1勝1分1敗

 

勝率でいうと33%ですね。

 

ボールを保持していない側の戦術に磨きがかかり、逆にボールを保持していた方が危ないということです。

 

このような移り変わりがサッカーをおもしろくしている一つの要因ですね!

 

ポゼッションサッカーとは何かということを解説しましたが、以下からはさらに深くまで解説していきます。

 

ポゼッションサッカーのメリット

 

メリットは以下にあります。

 

メリット

  1. 見ていて面白いと感じる方が多い
  2. 試合を自分たちのリズムで運べる
  3. 守備も同時にできる
  4. 相手が疲れる(身体的にも心理的にも)

 

それぞれ解説していきます。

 

見ていて面白いと感じる方が多い

 

これは賛否両論ありますが、堅守速攻と比べるとおもしろいと感じる方が多いと思います。

 

というのもゴールシーンや、チャンスの回数が多い、ボールテクニックを披露できる時間が長いことを意味しているからです。

 

例えばネイマールはめちゃくちゃテクニックがあり、彼がボールを持っていると魅了されますよね。

 

でもボール保持率が20%のチームに彼がいても、そのテクニックを見れる時間が少ないですよね。

 

サッカーは勝利を目的にしていますが、それと同等もしくはそれ以上に見ていて楽しいということは非常に大事です。

 

それがスタジアム集客、ファンの獲得に繋がりますからね。

 

ちなみに以下でグアルディオラ監督の戦術について解説しています。ポゼッションサッカーといえばこの方なので合わせてどうぞ

 

ペップグアルディオラ監督「8つの戦術」を誰でも理解できるよう解説

続きを見る

 

試合を自分たちのリズムで運べる

 

サッカーにおいてボールがすべてを握っています。

 

そのためボールを支配するということは自分たちのリズムで試合を運べるとも言えます。

 

いつ、シュートを打つのか、いつパス、ドリブルをするのか。

 

そういったことはボールを持っていないとできないことですね。

 

こういったことをうまくコントロールしている監督がクロップ監督ですね。以下にて解説しているので合わせてどうぞ

 

「誰でも理解できる」クロップ監督の戦術解説

続きを見る

 

守備も同時にできる

 

当たり前ですが、サッカーにおいてはボールを持っていないと点を取ることができません。

 

すなわちボールを持っているチームが、攻撃と「ゴールを守るという守備」を同時に行っていることになります。

 

 

上図の場合でいうと、もし黄色チームがボールを取られたとしても自陣ゴールから離れた位置で守備をできるといったこともありますね。

 

そういう意味でいうと攻撃と守備を同時に行っていると言えると思います。

 

相手が疲れる

 

ボールを持っていることで身体的にも精神的にも相手が疲れることが多いです。

 

・ボールを奪うために走らないといけない

・守備は心理的にネガティブになりやすい

・逆に攻撃はポジティブになりやすい

 

こんなことがあるため、ボールを持っている側の疲労は少なく、相手の疲労が大きくなることがあります。

 

もちろんボールを持っている側も走らないといけないことは同様ですが、心理的にかかる負担が違うという感じですね。

 

ポゼッションサッカーのデメリット

 

メリットがあればもちろんデメリットもあります。

 

デメリット

  1. 見ていてつまらない方もいる
  2. カウンターを狙われる
  3. 手段が目的になることがある

 

それぞれ解説していきます。

 

見ていてつまらない方もいる

 

人それぞれ好き嫌いがあって当然なので、ゆっくりとボールを回している姿がおもしろくないと感じる方もいると思います。

 

・パワフルなサッカーが好き

・スピード感を感じたい

・どんどんゴールを目指してほしい

 

こんな方はもしかしたら退屈に感じることもあると思います。

 

とはいえ、上記のことをポゼッションサッカーが満たしていないわけではないですが。

 

カウンターを狙われる

 

ポゼッションサッカーを行うチームは下図のように自陣に大きなスペースを空けることが多いです。

 

そのためこのスペースをうまく使われると失点の確率が高くなります。

 

 

 

シメオネ監督のような堅守速攻のチームには美味しい相手になることがありますね。

 

下記記事にてシメオネ監督の堅守速攻戦術を解説しているので合わせてどうぞ

 

「誰でも理解できる」シメオネ監督の戦術解説

続きを見る

 

手段が目的になることがある

 

ポゼッションサッカーとはボール支配率を高めることで「勝利に近づいていくことが目的」のサッカーです。

 

しかしボールを支配することが目的になってしまい、肝心のゴールに近づけなかったりすることがあります。

 

これはもしサッカーの指導者の方がご覧になってくれているなら、声を大にしてお伝えしたいことです。

 

サッカーにおける攻撃の目的は点を取ることであり、それ以外の目的は存在しないということ。

 

ここからは良いポゼッションサッカーの例と悪い例を挙げていきたいと思います。

 

良質なポゼッションサッカーを行う方法

 

こんなプレーをすることでボール支配率を上げながら、ゴールに向かうことができます。

 

そして以下のことを基準に、満たせていると良いポゼッションサッカーの例、満たせていないと悪い例という見方もできると思うので、気になるチームと照らし合わせてみてください。

 

良い例

  1. ピッチを最大限に活用する
  2. 相手のブロック内に侵入する
  3. 相手ゴール近くではスピードを上げる
  4. すぐに奪い返す

 

それぞれ解説していきます。

 

ピッチを最大限に活用する

 

より広いスペースがある方がボール支配率を高めやすいです。

 

広いと狭いとではどっちが取られにくいかって言ったら広い方ですよね。

 

以下の2枚の画像を見てください。

 

最初の画像がはピッチを最大限に活用できていない図

 

 

こちらがピッチを最大限に活用できてる図

 

 

2枚目の方がピッチを最大限に活用できているのでボール支配率を高めやすいです。

 

詳しく話すとスペース=時間というかなりニッチな話になるので、また別記事で紹介します。

 

またこのようにピッチを最大限に活用することがやりやすいフォーメーションは4-3-3が代表的です。

 

下記記事にてそれぞれのフォーメーションの特徴を解説しているので合わせてどうぞ

 

サッカーの全フォーメーションを完全理解できる渾身の1記事

続きを見る

 

相手のブロック内に侵入する

 

相手の守備ブロック内に侵入することでさらにボール支配率を高めたり、チャンスを作ることができます。

 

 

上図のように守備ブロック内に侵入すると以下のメリットがあります。

 

・ゴールに近づける

・相手が収縮する

・自分たちが使えるスペースが広がる

 

よくボール支配率を高めたいからと、守備ブロック外で安全なパス回しをしているチームがありますがそれではいけません。

 

相手ゴール近くではスピードを上げる

 

ボール支配率を高めるためにはある程度ゆったりとした展開になります。

 

しかし点を取ることが目的になので、相手ゴール近くではスピードを上げる必要があります。

 

森保監督時代のサンフレッチェ広島はこの辺りがすごく巧みにプレーしていました。

 

 

上図のように早めにクロスを上げたり。

 

下図のようにコンビネーションプレーを発生させたり。

 

 

ゴール前では相手が考えるよりも早く自分たちがアクションを起こす必要があるということですね。

 

下記記事にて森保監督のサンフレッチェ広島時代から現日本代表時の戦術を解説しているので合わせてどうぞ

 

「誰でも理解できる」森保監督の戦術解説

続きを見る

 

すぐに奪い返す

 

ボール支配率を高めようと思っても、もちろん相手に取られることがあります。

 

その際でもすぐにボールを奪い返すことで、相手にカウンターを許さないこと、ボール支配率を高めるといったことをする必要があります。

 

 

これは特にフォワードの選手や攻撃的な選手が行わないといけない役割になります。

 

各ポジションの役割については下記記事にて解説しているので合わせてどうぞ

 

サッカーの全ポジションの役割はこの1記事で理解できる「まとめ」

続きを見る

 

ポゼッションサッカー「まとめ」

 

最後にまとめます。

 

ポゼッションサッカーとは、ボール支配率を高めながらゴールを目指すこと

 

メリット

  1. 見ていて面白いと感じる方が多い
  2. 試合を自分たちのリズムで運べる
  3. 守備も同時にできる
  4. 相手が疲れる(身体的にも心理的にも)

 

デメリット

  1. 見ていてつまらない方もいる
  2. カウンターを狙われる
  3. 手段が目的になることがある

 

良質なポゼッションサッカーを行う方法と、良い例と悪い例の見極め方

 

良い例

  1. ピッチを最大限に活用する
  2. 相手のブロック内に侵入する
  3. 相手ゴール近くではスピードを上げる
  4. すぐに奪い返す

 

またポゼッションサッカーを行う代表的なチームはマンチェスターシティ、バルセロナ、レアルマドリードです。

 

上記のチームの試合を全試合観れるにはダゾーンですね。

 

下記記事にて僕がダゾーンを契約している感想を書いているので合わせてどうぞ

 

DAZNダゾーンを契約した感想レビュー【20年間サッカーしてきた僕が断言】

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