・ドリブルのコツが知りたい
・ドリブルが上手くなりたい
今回は上記の疑問を解決していきます。
まずドリブルってパッと見て上手い下手がわかるので、自分の子どもと他の子を比べてしまいますよね…
僕も10年間プロサッカーコーチをやっていますが、上手いこと下手な子ではかなり違いが表れる部分です。
しかし、3種類のドリブルとコツさえ抑えることができれば全く問題ありません。
つまりこの記事を見れば「ドリブル上達の秘訣が知れて、ドリブルに悩まなくなる」ということです。
ちなみに僕の簡単なプロフィールはこちら
自己紹介
- プロサッカーコーチ10年目
- B級ライセンス所持
- プロサッカー選手を5人輩出
- YouTubeチャンネル登録3万人
- サッカーのみちしるべ
それでは解説していきます。
目次
ドリブルには3種類ある
一言でドリブルと言っても3種類に分かれています。
- 突破のドリブル
- 守るドリブル
- 運ぶドリブル
サッカーにはそのエリアや状況における目的があり、その目的に合わせて3種類のドリブルを使い分ける必要があります。
それぞれ解説をしていきますね。
突破のドリブル
突破のドリブルとは相手を抜き去る(相手のラインを超える)ドリブルになります。
みなさんがイメージされるドリブルはこれが多いのではないでしょうか?
海外で言えばネイマール、日本で言えば三笘選手が得意なドリブルですね。
ではこのドリブルをどんな状況で使うのか?
- 相手陣地
- スペースが空いている時
- 得点を取るためにリスクを負う時
上記のような状況です。
これはドリブルの中で最も難易度が高いドリブルなので、使う機会も限られていますし、リスクもかなり大きいです。
守るドリブル
続いて守るドリブルは相手から絶対に取られないようにキープするようなドリブルです。
上記画像のように後ろ向きで相手を背負っている時のイメージを持つとわかりやすいですね。
日本代表で言えば、本田圭佑選手、遠藤航選手、大迫勇也選手などが得意ですね。
どんな状況で使うのか?
- 相手が近い状況の時
- 奪われてはいけない時
守るドリブルは相手から奪われないようにするためのドリブルであり、奪われそうな瞬間の最後の手段として使うことが多いですね。
そのため基本的には使わないけど、いざという時に使うというイメージを持ってもらえるといいかと思います。
運ぶドリブル
運ぶドリブルは相手やスペースに向かってドリブルをして、意図的にスペースを作るドリブルとなります。
上記画像で言えば赤丸のスペースを空けるためにあえて少しドリブルをするということです。
日本代表で言えば、田中碧選手、守田選手、富安選手、久保選手、などが得意ですね。
このドリブルを使う状況は?
- 仲間にスペースを空ける時
- 前進する時
この運ぶドリブルはサッカーにおいて7割以上を占めるような最も重要なドリブルスキルです。
逆に言えば突破のドリブルは高校生にもなると試合の中で1割くらいしか使用しません。
しかし突破のドリブルばかり練習されている現状が今の日本にはありますよね。
1割しか使わないテクニックを練習するか、7割使うテクニックを練習するか、どちらがいいでしょうか?
答えは言うまでもありませんよね。
ではここからはドリブルを上達するためのコツを紹介していきます。
ドリブル上達のコツについて
3種類のドリブルすべてにおいて重要なコツを紹介します。
- 相手に嘘をつく
- スピードに気をつける
- スムーズな身のこなし
それぞれ深掘りしていきますね。
相手に嘘をつく
これはどのドリブルでも共通して大事なことです。
相手に取られないために、抜くために、相手に嘘をつくことが大事です。
ただここで理解して欲しいのが、派手なフェイントは全くいらないということです。
例えばまたぎフェイントとか練習をする方がいると思いますが、ほとんど意味がないと言ってもいいでしょう。
最も効果的なフェイントは以下
- キックフェイント
- 身体の向き
- 目線
上記を使用して相手に嘘をついてください。
スピードに気をつける
ドリブルって早ければいいと思っていませんか?
そんなことありません。
むしろゆっくりドリブルすることの方が効果的なことが多いです。
ゆっくりドリブルすると以下のようなメリットがあります。
- 落ち着いてプレーできる
- 周りを見やすい
- タッチミスが減る
逆に全速力でドリブルしてしまうと、逆効果になってしまうことが多いです。
そのためイメージとして「自分がパス、方向転換など何でもできるスピード」を意識してください。
スムーズな身のこなし
私が最も重要だと感じていることがこれです。
理由は細かいタッチ、華麗なタッチをするためには「スムーズな身のこなし」を身に付けなければいけないからです。
例えば数字を知らないと足し算ができません。
数字を知らない子にいくら足し算を教えても意味がないですよね。
サッカーの最も基礎的な部分は何か、それは「スムーズな身体の動き」です。
コーディネーション能力という言葉で呼んだりもします。
みなさんが馴染みにある言葉で言い換えると、タッチの練習をする前に運動神経を良くしよう!ということですね。
この能力が向上すれば、ほとんどの場合でドリブルが上達します。
ドリブルのための【スムーズな身のこなし】
ここからは僕が最も重要だと感じているスムーズな身のこなしの向上方法について解説します。
ポイントはこの2つ
ポイント
- 多様な運動経験を積ませる
- トレーニングメソッドの導入
多様な運動経験を積ませる
幼少期から色々な運動経験を積ませてください。
例えば以下のような運動です。
- ジャンプ
- 回転
- 転ぶ
- ダッシュ
- ジョギング
- しゃがむ
- 泳ぐ
- ひねる
などなど。
たくさんの運動経験を積むことでドリブルに必要なスムーズな身のこなしに近づいていきます。
そのため小学生年代ではサッカーだけではなく、野球、ドッヂボール、水泳、柔道、ラグビー、バスケットボールなど色んなスポーツに触れてください。
これは教室で習って欲しいというわけではなくて、保護者の方と一緒に遊ぶということで全く問題ありません。
逆に小学生年代で週7でサッカーをしている選手は偏った運動習慣になり、怪我のリスクが上がり、スムーズな身のこなしも身につきません。
トレーニングメソッドの導入
ただ多様な運動経験だけでいいの?
もっとサッカーに特化したものはないの?と疑問に感じる方もいると思います。
そんな方は僕のトレーニングメソッドを試してみてください。
- 1,000人以上を指導
- 10年間のプロコーチとしての経験
- プロサッカー選手を5人輩出
上記のような経験、結果がある確かなメソッドです。
下記記事にて紹介しているので「スムーズな身のこなしを習得して試合で活躍しているお子さんの姿を見たい」方には特におすすめです。
3種類のドリブルと上達のコツ【まとめ】
復習をしておきます。
そもそもドリブルには3種類あります。
- 突破のドリブル
- 守るドリブル
- 運ぶドリブル
そしてこのドリブルの上達のコツはこちら
- 相手に嘘をつく
- スピードに気をつける
- スムーズな身のこなし
最も重要だと考えるスムーズな身のこなしを身につけるためにはこの2つの方法がありましたね。
ポイント
- 多様な運動経験を積ませる
- トレーニングメソッドの導入
ぜひ僕のトレーニングメソッドも試してみてくださいね〜!!