・将来的にA級ライセンスを取得したい
・難易度、費用、合格率、内容は?
・取得してメリットあるの?
上記の悩みを解決していきます。
本記事の内容
・A級ライセンスの種類
・A級ライセンスの難易度・合格率・内容
というのも僕は現在B級ライセンスを所持していてA級ライセンスも取得見込みです。またレポートもしたいと思います。
だから何も知らない人が書いた記事よりも信頼性のある記事かなと思います。
この記事を読めばA級ライセンスについてのすべてが理解できます。
それではどうぞ
ちなみに僕の簡単なプロフィールはこちら
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目次
サッカーA級ライセンスの種類
冒頭でもあったようにA級ライセンスの難易度、お金、内容についてなどを説明していく前に軽く日本サッカーのライセンス制度についてご説明したいと思います。
上の写真が日本サッカー協会で定められているライセンスの全てです。
A級ライセンスは最上位ライセンスであるS級ライセンスの1つ下のライセンスです。
そしてA級U12とA級U15、A級ジェネラルと3つの種類に分かれています。
そして取得するにはその1つ下のライセンスであすB級ライセンスを所持している必要があります。
この3つについて説明していきます。
A級ライセンス【U12】
概要 | 年代別の指導スペシャリストを育成することを目的に、より専門的なカリキュラムが組み込まれている。U-12年代指導者の最上位ライセンスとして位置付ける。 |
---|---|
主催・主管 | (公財)日本サッカー協会、(公財)日本スポーツ協会 |
受講資格 | B級コーチライセンス以上保持者で、U-12年代の指導現場に携わり、コーチングデモンストレーションができること。 |
受講者選考方法 | 都道府県サッカー協会へ申し込み、JFAにて書類選考 |
定員 | 40名(20名×2コース) |
受講料 | 108,000円(税込) ※交通費・宿泊費(1泊1万円前後)、ならびにインターンシップにおける受講料・交通費・宿泊費は、上記受講料とは別途受講者が負担 |
カリキュラム概要 | 【前期:専門科目】 6日間—育成コンセプト、実技、指導実践など 【中期:専門科目・共通科目】 4日間—指導者の役割、指導実践など 【後期:専門科目】 5日間—指導実践試験、プレゼンテーション実践など |
日本スポーツ協会資格 | 日本スポーツ協会公認コーチ4 |
開催要項 | |
年間登録料 | 5,000円 |
U12世代(小学生年代)のスペシャリストになるためのライセンスです。
一応ランク的にはA級ジェネラルの少し下のライセンスになりますが、専門性が高くトレセンなどにおいてこのライセンスを所持していないとできない役割もあります。
もし将来的に小学生年代の指導をメインにしていきたいという方なら必ず取得をしておいた方がいいライセンスです。
A級ライセンス【U15】
概要 | 年代別の指導スペシャリストを育成することを目的に、より専門的なカリキュラムが組み込まれている。U-15年代指導者の最上位ライセンスとして位置付ける。 |
---|---|
主催・主管 | (公財)日本サッカー協会、(公財)日本スポーツ協会 |
受講資格 | B級コーチライセンス以上保持者で、U-15年代の指導現場に携わり、コーチングデモンストレーションができること。 |
受講者選考方法 | 都道府県サッカー協会へ申し込み、JFAにて書類選考 |
定員 | 56名(28名×2コース) |
受講料 | 162,000円(税込) ※交通費・宿泊費(1泊1万円前後)、ならびにインターンシップにおける受講料・交通費・宿泊費は、上記受講料とは別に参加者が負担する。 |
カリキュラム概要 | 【前期:専門科目】 6日間—コミュニケーションスキル、コンディショニング、指導実践など 【中期:専門科目・共通科目】 6日間—心理学、メディカル、指導実践など 【後期:専門科目】 6日間—指導実践試験、プレゼンテーション実践など |
日本スポーツ協会資格 | 日本スポーツ協会公認コーチ4 |
開催要項 | |
年間登録料 | 5,000円 |
上記に紹介したもののU15(中学生年代)バージョンになります。
こちらも年代別のスペシャリストになるためのライセンスです。
中学生年代の指導に興味がある場合は取得しておいた方がいいライセンスです。
A級ライセンス【ジェネラル】
概要 | コーチング能力のレベルアップを目的に、「専門科目」では受講者が2人1組になり、設定されたテーマに沿ってトレーニング内容を構築、実際に指導を行うカリキュラムになっている。 |
---|---|
主催・主管 | (公財)日本サッカー協会、(公財)日本スポーツ協会 |
受講資格 | B級コーチライセンスを有し、B級コーチ養成講習会受講後、1年以上の指導実績を有する者B級コーチ養成講習会受講時の成績を参考にします |
受講者選考方法 | ・各推薦団体からの推薦による(地域サッカー協会等にてトライアル実施) ・受講枠は開催コース数により変動 |
定員 | 144名(24名×6コース) |
受講料 | 162,000円(税込) ※宿泊費(1泊3食1万円前後)・交通費は別途受講者負担 |
カリキュラム概要 | 【前期:専門科目】 6日間—コミュニケーションスキル、コンディショニング 、トレーニング構築のプランニングなど 【中期:専門科目・共通科目】 6日間—指導実践、心理、メディカルなど 【後期:専門科目】 6日間—指導実践 |
日本スポーツ協会資格 | 日本スポーツ協会公認コーチ4 |
AFC指導者ライセンス互換性 | AFC A-License |
開催要項 | |
年間登録料 | 5,000円 |
上記の2つは各年代のスペシャリストを育てるためというライセンスでしたが、このA級ジェネラルはより広い範囲での質の高い指導者を育てるものというイメージです。
ついでに言うとS級ライセンスを取得しようと思うと、このA級ジェネラルのライセンスが必要です。
A級U12、U15を所持していてもS級は受講できません。
サッカーA級ジェネラルライセンス【難易度・合格率】
A級ジェネラルを受講するための難易度は、非常に難しいと言えます。
B級ライセンスを所持していることが条件の1つであり、もう1つの条件として各地域のサッカー協会より推薦をもらう必要があります。
まずは都道府県ごとにトライアル(試験)があり、その後地域でのトライアル、その2つに合格すると受講可能になっています。
① 東京都サッカー協会のトライアルに合格する(4人から5人)
② 関東サッカー協会のトライアルに参加(関東の都道府県から参加)
③ その後合格者のみA級ジェネラルの講習会に参加できる (4人から5人)
A級はかなり狭き門
つまりは関東の中でも毎年限られた5人程度しか受講できないくらい狭き門となっております。
ちなみに東京都サッカー協会でも1次審査、2次審査があり8年間毎年受けてるけど合格しない...なんて人もいるくらいです...
合格率でいうと僕の体感は100人に1人くらいでしょうか...
とはいえ、受講することさえできれば合格できる仕組みになってます。
サッカーA級ジェネラルライセンス【日程】
日程は以下の感じです。
あくまで一例なので毎年変わりますし、コースによっても若干の違いがあります。
・前期:6月24日(月)~6月29日(土)
・中期:9月16日(土)~9月21日(日)
・後期:11月18日(月)~11月23日(土祝)
場所:茨城 鹿島ハイツスポーツプラザ
※全部で6コースに分かれていて各コースで日程と場所が異なります。
会社員などはほぼ参加できない日程
これは仕方ないことかもしれませんが、一つ問題視されている点です。
上記の日程を休める会社員はいるのか、学校の先生はいるのかと言えば、ほとんどいないと思います。
もちろん実際に取得されている方もいますが、現実的にかなり難しいかと思います。
サッカーA級ジェネラルライセンス【費用】
かかる費用のすべては以下です。
正直高い!!!
費用
受講費 162,000円
交通宿泊費 200,000円くらい
※5日の宿泊×前期中期後期の3回=150,000円ほど
※開催地に行く往復費用3回=約50,000円
合計360,000円くらい
決して安い金額とは言えないですね...
C級、D級と比べると6倍~7倍近くかかりますね...
宿泊費が大きな出費になる
B級ライセンスから宿泊が必須になるため、その際の宿泊費がめっちゃかかるんです...
しかもJFAから泊まるホテルは指定されるので、安いところを探すなどができません。
ただ基本的に2人~3人部屋になっていて、その方とはめちゃくちゃ仲良くなれます。
それはそれでありかな~とは思いつつも宿泊代で200,000円くらいは痛い...
サッカーA級ジェネラルライセンス【内容】
A級ではサッカーにおいてより細かいプレーまで勉強をすることになります。
B級ではビルドアップ、攻撃の崩し、ポゼッションとざっくりしたテーマでした。
A級では自陣からのビルドアップ、中盤でのボールポゼッション、アタッキングサードでの崩し、サイド攻撃などという感じです。
つまりB級ではサッカーにおける基本的な所を学び、A級ではそれをもう少し詳しくしたようなことを学ぶということです!
あとは心理的なこと、コンディショニングの調整、TR内容のプランニングなどの座学も同時に行います。
下記記事にてその他ライセンスの内容や概要をまとめて解説しているので合わせてどうぞ
-
サッカーコーチライセンス(資格)のまとめ
続きを見る
サッカーA級ジェネラルライセンス【互換性】
ライセンス制度には互換性というものがあります。
互換性とは海外のライセンスをA級ライセンスと同等のもとの認めますというもの(その逆もある)
具体的には以下のような感じ
日本のA級ジェネラルライセンスはAFC A-Licenseとの互換性がある
→アジアのレベル2のライセンス→アジア圏なら海外で指導できる
しかしヨーロッパではこの互換性は何の効力も持たない
それはすなわち日本のライセンス制度はヨーロッパ基準ではないということ
A級ライセンス講習会でも教えてくれないこと
A級ライセンスを取りたいということは、将来的に自分のクラブを持ちたい、スクールをやりたい。
そんな方も多いのではないでしょうか?
その中で最も大事なことは、指導力ではなく、集客力です。
人が集まらないといくら指導力があっても指導できないからです。
でもA級ライセンスであっても集客方法については一切教えてくれません。
逆に言えば、指導力があっても集客力がなければサッカーで生活することはできません。
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サッカーサッカーA級ライセンス【まとめ】
A級ライセンスとは?
→3つの種類に分かれていて、その中のA級ジェネラルはS級ライセンス取得のために必要
A級ライセンスの日程・費用は?
→5泊6日を前期・中期・後期の3回行う、受講費、交通費、宿泊費合わせると35万円くらい
A級ライセンスの取得難易度は?
→かなり難しい、割合でいうと毎年100人に1人くらい
A級ライセンスの内容は?
→かなり細かい部分までやる、TR内容のプランニングやコンディショニング調整など、より実践に使えるようなことを行う
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