・守備って何が大事なの?
・どういうプレーをしたらOKなの?
・自分のチームが大量失点する...
今回は上記の疑問、悩みを解決していきます。
サッカーにおいて「強固な守備戦術」非常に大事です。
というのも失点をしない限り、負けることはないからですね。
シメオネ監督のアトレティコマドリードなんかは負けないことで、リーガエスパニョーラを優勝したくらいです。
そこで今回は実際にシメオネ監督も使っているようなサッカーにおける強固な守備戦術を行う際の3つの目的と6つのポイントを解説していきたいと思います。
つまりこの記事を読めばよりサッカー観戦が楽しくなるということですね。
それでは解説していきます。
記事の信頼性
・プロサッカーコーチ
・サッカースクール経営
20年間サッカーと共に生きているのでそこそこ詳しいですm(__)m
目次
サッカーの守備の目的は大きく3つある
まず初めに、サッカーにおいて守備の超大事な目的を3つ紹介します。
これからポイントを説明しますが、それはこれらの目的を達成するためのポイントになります。
サッカーのおける守備の奥的
- 奪う
- 前進されない
- ゴールを守る
超簡単なことですが、これらは守備において不変的な目的になるのでどのチームがどんな守備をする際でも必ず1番上にある大事なものです。
それぞれ簡単に解説します。
メモ
もちろんこれはチームによってどのエリアで守備するのか、どのくらいの比率でこの3つの目的を行うのかということは変わります。
あくまで一般的な考え方のもと解説していきます。
奪う
まず基本的にサッカーでは①相手陣地(黄)②中央(赤)③自陣(青)のように3つのエリアに分類されます。
それが下図です(赤チームが守備をする形で解説していきます。)
そしてこの相手陣地にボールをあるときは基本的には「奪う&前進されない」ことが目的になります。
大事なポイントは奪う(60%)前進されない(40%)くらいの比率で考えることですね。
というのもこのエリアでもし前進されたとしても、自陣ゴールからは遠くなのでいきなり大ピンチにはならないからですね。
奪う、前進されないためのポイントなどは後述します。
前進されない
そしてこの中央エリアにボールがある際も「奪う&前進されない」と言う目的になります。
しかし比率でいうと奪う(30%)前進されない(70%)くらいのイメージですね。
というのもここからもう一つ前のエリアに侵入されると一気に失点の確率が上がるからです。
しかしボールの飛距離が長いプロの試合などではこのエリアでもゴールを守るという目的も10%くらいの比率で加わってきます。
ゴールを守る
そして自陣にボールがある際で「ゴールを守る&前進されない&奪う」といった3つのことを行わないといけません。
比率でいうとゴールを守る(70%)前進されない(20%)奪う(10%)くらいですね。
奪う、前進されないという2つのことはどのエリアでも考えておかなければならないことです。
というのも奪わないと攻撃ができないこと、前に進まれる=ピンチになるからですね。
それではこれらの目的を達成するための守備のポイントを6つ解説していきます。
強固な守備戦術を行うための6つのポイント
それは以下の6つです。
守備のポイント
- ボールホルダーにプレッシャーをかける
- 人と人との間のパスを防ぐ
- 相手に超えられるパスを防ぐ
- サイド攻撃を防ぐ
- ゴール前に壁を作る
- カウンターを行う
これらは3つの目的を達成するための超重要なポイントになります。
それぞれ解説していきます。
ボールホルダーにプレッシャーをかける
これは相手のボールを奪うため、また前進されないために行うものです。
当たり前のことですが、ボールに近寄らないとボールは奪えません。
そのため下図のようにボールに対してプレッシャーをかける必要があります。
人との間のパスを防ぐ
これもボールを奪うため、前進されないために行うものです。
人と人との間を通される=前進されるからですね。
下図のように間を通されないように仲間との距離を適度に縮める必要があるということです。
相手に超えられるパスを防ぐ
これも前進を許さないために行うことです。
仲間との距離を縮めるあまり相手に超えられるパス出されてしまってはいけません。
そのために下図のように横にスライドを行うことが大事ですね。
もし仲間との距離を縮める意識が強すぎたら、このスライドが遅くなるので注意が必要です。
間のパスを防ぐ、超えられるパスを防ぐという両方をちょうどいいくらい行うことが前進されないためには重要ですね。
サイド攻撃を防ぐ
もちろんサイドにおいても奪うこと、前進されないことを行う必要があります。
ボールホルダーへのプレッシャー、相手に超えられるパス、間を防ぐパスをミックスして行う必要があります。
ゴール前に壁を作る
サイドにボールがある際、または中央にボールがある際には中央に強固な壁を作っておく必要があります。
これはゴールを守るために行うものですね。
この壁があることで失点の確率を減らすことができます。
カウンターを行う
相手に失点の危機感を与えることで、守備を行うという方法もできます。
例えば以下のように2人が前線にあえて残っていることによって、カウンターを行うチャンスになります。
それは同時に相手がカウンターを警戒し、攻撃の枚数を減らすことも可能とします。
つまり守備とは言えど、相手に攻撃の意思表示を示すことで相手の攻撃を抑制する→その結果守備を行うことができるということです。
これについては試合を制するための「2種類のポジティブトランジション」を徹底解説にてさらに詳しく解説しています。
またよりカウンターを行いやすい奪い方はインターセプトです。
では続いてこの守備の6つのポイントを行いやすいフォーメーションの解説をしていきます。
守備に適したフォーメーション
サッカーのフォーメーションは4-4-2、4-2-3-1、4-3-3、3-5-2など多岐に渡ります。
そしてもちろんそれぞれのフォーメーションに特徴があります。
守備が行いやすいフォーメーション、攻撃が行いやすいフォーメーション、またカウンターが行いやすいフォーメーションなど様々にあります。
それらをまとめて解説したものが下記になりますので合わせてどうぞ
-
サッカーの全フォーメーションを完全理解できる渾身の1記事
続きを見る
4-4-2は最強の守備フォーメーション
僕個人的には4-4-が守備において最強のフォーメーションだと思っています。
その理由や他のフォーメーションと比較した記事が下記になりますので、参考にどうぞ
-
サッカー最強フォーメーションはこれ一択【守備編】
続きを見る
-
サッカー4-4-2フォーメーションの特徴と相性をプロコーチが解説
続きを見る
シメオネ監督の4-4-2は最強の守備
シメオネ監督は強固な守備戦術を4-4-2で構築しています。
世界ナンバーワンの守備と言っても決して過言ではありません。
ポジションごとの役割を明確にする
どのフォーメーションにも共通していることですが、ひとりひとりが何をするべきなのか?ということを明確にしてあげる必要があります。
目的、ポイントを理解していても何をするのかが理解ていないと意味がないですからね。
それらポジションごとの攻撃と守備の役割を解説しているのが以下の記事になります。
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サッカーの全ポジションの役割はこの1記事で理解できる「まとめ」
続きを見る
強固な守備戦術を行う目的とポイント「まとめ」
まず守備の3つの目的は以下
サッカーのおける守備の奥的
- 奪う
- 前進されない
- ゴールを守る
守備のポイント
- ボールホルダーにプレッシャーをかける
- 人と人との間のパスを防ぐ
- 相手に超えられるパスを防ぐ
- サイド攻撃を防ぐ
- ゴール前に壁を作る
- カウンターを行う
そしてこれらのことを達成するための最適なフォーメーションは4-4-2だと考えています。
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